ヒルデ工房
「ふぉおおお!! ここが工房!!」
「申し訳ありませんマダム・ヒルデ、病み上がりでヒスイお嬢様は様変わりしたようで…」
フィーに馬車もどきで案内された[工房]、
RPGで定番な職人の部屋とは違い、ノコ等の木工具は無く、塗料やフラスコのようなガラス瓶、設計図らしき紙がポスターのようにあちこちに貼られている。陳列棚には木製のパペット人形や軽装な兵士の人形もある。
「いいの、いいの。ヒスイちゃんもデビュタントに興味が出てきたってことね♪」
フィーと話している太ま…非常に健康的な体をしたオバサマがココの店主らしい
「…マダム興奮してしまいました。 私ジョーの娘ヒスイです」
「ヒルデよ。私の工房へようこそ♪ 貴女のお姉さんもここでドールを作ったから覚えているわ」
そこまでコハクちゃんとワタシが似ている訳では無いが教養あるオバサマだから安心だな。色々聞いてロボットとか作ってみせるぜ
「まずドールは作り方は一つだけど__本質的に2つに分けられるわ_」
机の上に2つの宝石…みたいな物を置くマダム。
最初は七色に輝く方だ
「これがが"オーブコア" オーブコアは貴女の魔力を媒介に貴女だけ使えるドールの基礎。だからデビュタントではこのオーブコアで作られた人形がほとんどね。
貴女が15歳になったら年に一度許可がおりれば貰えるわ」
なぜ15歳というラインがあるのだろう、運転免許とかと同じなのか?
マダムは薄く白っぽい宝石を見せてくれる
「こっちは"オーブレプリカ"一般的に販売してるモノよ」
「レプリカって…偽物なんですか?」
「模造品ってことね。オーブコアは国が厳重に管理してるし他人には扱えない、オーブレプリカは魔力があれば誰でも使えるけど簡単な動きしか出来ないの」
つまりオーブコアはロボットのエース機体向け、レプリカは量産型って感じかな? 量産型とかロマン溢れるから沢山作りたいなぁ
読みやすく、書きやすいので、短めのページ分けとなっています