質問、希望
「ふむふむ、でも男性は立場ないんじゃないの?」
俺の知るどんな文明も男はプライドが高く地位に固執していた。もちろん仕事は男のほうが有利なのは明白、たとえ魔法があっても必要なはずだ
「そんなことはありませんよ、ほら?」
「諦めま……せん!!」
「あ!? そ、そんなぁ…」
フィーが試合の様子を指さすと、
騎士の持つ剣がクマの左腕を裂いたかと思えば、クマは引き裂かれた腕を騎士に投げ、その隙に横蹴りを命中させたのだ。騎士は蹴りが間接部分にクリティカルヒットしたのか動けず、クマのぬいぐるみを持つ令嬢の勝ちになったようだ。
「よく勝った……しかし腕を投げるのは美しくないな、もっとドールの魅力を出す勝ち方を考えろ」
勝ったほうは父親らしき人から説教されていて、
なるほど!
このドールデビュタント勝ち負けと同じくらい大切なのは『いかに人形の良さを活かせるか』つまりゲームで言う[魅せプレイ]か。 面白い!!
「お話いいですか? そのドールとてもよくできているね、そして美しい。もし良かったら支援したいんだ」
「は、はい是非///」
そして支援を申し出たイケメン男子に頷く令嬢。ということは、男性は援助やスポンサーか、なるほど資金を稼ぐのは男性、名声や地位をあげるのは女性
何よりロボットを作って動かせる世界…!!
「っ!
ワタシも人形作るわ、すぐにでも!フィーどこで作れるの?」
「お嬢様…デビュタントは来年から可能なのです。それまではドール作れません、当たり前ですよ?」
興奮するワタシに「やれやれ仕方ないですね」と少しボヤキ、人形を作っている[工房]へと案内してくれるようだ…やったぜ!
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