かぞくだんらん
「ヒスイ、熱で2日間大変だっただろう。体調は大丈夫か?」
顎髭が似合うダンディーな男、ワタシ[ヒスイの父親]のジョー
「本当に良かったわ。てっきり《若き血の呪い》にでもかかったのかと思って、ヒーラーも呼んだけど安心したわぁ
ねぇフィー?」
「はい、体内の魔力の流れも安定しております奥様」
服は質素ではあるが品のある母親クララ、そして侍女のフィー
「お父様、お母様大変心配をかけました。ワタシはもう、大丈夫♪
フィーも看病ありがとうね」
感謝の気持ちを言いながらワタシことヒスイちゃんはベーコンエッグ的なモノをフォークとナイフで食べている。[的な]とは先ほどからヒーラーだの魔力だのの単語から、
[この世界には魔法的なモノがあるし、魔物的な生き物もいる]というヒスイの記憶からだった。でも塩加減とか旨いな
「良かったわね、ヒ・ス・イ。
一人にして!って急に泣きながら部屋に籠ってたから、デビュタントのことで知恵熱出てぶっ倒れたかと思ったわ」
「おいコハク、その口調は慎しみなさい、レディらしくないぞ」
パパの言葉に「はあい」と軽い返事で食事する彼女は四才年上の姉コハク、その名の通り赤と黄色の中間色綺麗なグラデーションのポニーテールが似合う美少女だ。
変わってワタシことヒスイはボブカットの髪色が髪先のみエメラルドグリーンな翡翠色、顔は発展途上…まだ子どもだ
しかし記憶が彼女と共有できるのはありがたい。記憶喪失とかなら大変なことになりそうだしな