麻のシーツにくるまって
彼と一緒に
時を忘れて
1つになる
そうよ、pureな欲望
貴方は私の腰に
私は貴方の首に
両手をまわし
広いベッドで
ふざけるように絡み合う
子供になったように笑いながら
おでこや頬にキスを
緑の林檎
2人で両側からかじるのよ
まるで小鳥がついばむように
林檎の香りが広がって
キスの味は林檎の味
懐かしい香りもするでしょ
クルクルと動いて
ベッドから落ちたのも構わず
床で抱き合って
小鳥に笑われるのよ
手をのばして
麻の白いシーツをひっぱって
シーツの中で鬼ごっこをするように
はしゃいでね
ほら、つかまえた
つかまえた私が貴方にキスするのよ
林檎の味のキスをしながら
やがて1つになって・・・
誰にも見せない
少年のような顔の貴方を
私が包みこんであげましょう
大丈夫
ナイチンゲールは来ないから
貴方の少年の顔を見ながら
眠りにつくまで
髪をなでてるわ
小鳥のさえずりで目が覚めて
カーテンの隙間から
小枝と空が見えるわね
新緑の季節には風で緑が揺れて
今度は赤い林檎を食べましょう
その後は
麻のシーツの中でまた絡み合うのよ
ゆっくり林檎を味わうように
小鳥のさえずりが
わからなくなるくらいに
時を忘れて・・・