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〜目醒め〜

煮詰まっていない駄作で、読みにくく、誤字脱字があります。ルビにも慣れていない為、間違いが多いですが宜しくお願いします。

 ある静寂の空間で小さな影はブツブツと何かを呟いていた。がその直後、青き

光が幼き顔を映しだし風が踊った。瞬間的に開かれた青き穴に影は飛び込んだ。


ある朝のことだ。


「コラ早く起きて。」

典型的な朝の怒鳴り声が俺高校二年、日向(ひむかい) (よう)の鼓膜に届いた。

「あぁ今起きる!」


と言いつつ布団に深く潜った俺は痺れを切らした母に暖かき布団から締め出され。

渋々一階に降りて用意されていたパンをかじった。

「じゃぁ、もう行くわ。」


もう、全科目を置き勉している俺は弁当だけを持ち通学路を歩き始めた。


この時点に俺の歯車に悪戯されたのだろう。

「うあぁぁぁぁぁ!」

信じられない方向からの絶叫に俺は、ワンテンポ遅れた感じで頭上を見ると…遅

かった。

「イッテェ、なんだ隕石か?」

既に押し倒されていたがもう愚痴しか出ない

な。

「…あぅ、すみません助けて頂き。」


体の上に乗って居たのは幼い少年だった、俺より下だな絶対。


「なぜに上から落ちて来たんだ?まさか…ハイジャックかぁ!」


ならばこの坊主は生きてないだろうな、日本人学生の意見だが。それよりコイツ

の服装はまるで魔法使いのローブのようで気になる!

「僕の名前はアキナンです。突然で悪いですがゼロ学園はどこにありますか?」


不躾な俺と違って礼儀正しい奴だ。アキナンかぁアナキンみたいだな、それだと

映画で超有名作品のkeyキャラの名前だな。


「アナキンいやアキナン君、俺もゼロ学園に行くところだから一緒に。」


考えないようにしよう空から落ちて来たとか変な服装とか。学園に着けば離れら

れるさ。

「恐縮です。生徒さんでしたか、案内お願い致します。」


「いえいえ、いんですよ。ついでみたいなものですから。」


相当失礼な発言の俺。でも、コイツはニコニコと笑いつつ付いて来た。


程なくして学園の敷地に足を踏み込んだ。


「着きましたよ。どこに用があるんですか?案内しますよ。」


実際、心の内は遅刻の理由にするつもりだった。

「いえ、僕が本当に用があるのは…」


喉に詰めたように最後の語句が途切れたのを促すために、


「えっなんだ?」


「あなたです。詳しくは…」


Webで―じゃないよな。また詰まって、これはなんかの話す手法ですか。


「あなたに眠る力です。」


電気が体を駆け巡りショックを受けたってのは嘘ぷーで。


「馬鹿にしてんのか、親切を仇で返すか。大和魂を持てぇぇぇぇぇぇ。」


俺は、小僧の額目がけチョップした瞬間。


ズドォーン バリバリ

「アギャァァァァァ」

雷が俺の脳天から爪先に抜けた。


「僕に暴力は効きませんよ。大体、日本人ではないですし、もう離れませんょ!


クソ痺れて口が動かないー、にゃろーどんなトリック使いやがった。


「これはノントリックですから魔法に属します。他にも、トラップにさっきあな

たと話せるようにした言語変換や攻撃・防御 姿を眩ますのにも使います。先ほど

は威力を落としたので麻痺する程度ですよね♪ちなみに心を操る操心術も使えま

す!」


心を読むだと…現代の俺には信じようがないのだが、まんざら嘘では無さそうだ


「信用していただけましたかね。」


めちゃめちゃかわいい美形の顔してキツいことカマしてくれた。

「信用するって言わないと話が進まなそうだからな。」


と会話の途中にも、俺の眼は壮絶な光景を取り込んでいた。


「あれは、同クラスで生徒会長の小高(こだか) 明結奈(あゆな)なんで屋上の柵の外

に立ってるんだ!?」


「自殺かも知れませんね。」


なんでコイツここまで落ち着いて居られるんだ?まさか…コイツが操作してるの

か。


「彼女そろそろ身を投げますよ。」


「なめんじゃねぇ、なんの恨みあってこんなこと。」


「僕は何も恨んでいない。恨み呪うのならばその力を持った自分にしてください

。」


『力』って言われても握力・眼力以外思い付かない。今は違うだろギャグに悩ん

でる場合じゃなかった。


「スタート。」


アキナンの声で顔を上げると、小高が身を露骨にむき出たコンクリートの地面に

投げていた。


「チックショー、あとで覚えてろ。」


俺は、走ったとにかく全力で走った。間に合わないのは明らか、だが俺は無垢に

も程があると思ったのはアキナンの『力』の意味を考えていた。


「魔物よあの者に神の技を。」


アキナンは空虚に口ずさむ。


「こだかっ、死ぬなぁー!!」


小高はこの声に気付いたのか、潤ませた瞳に俺の姿を捕らえた。そしてはっきり

口に動きとして出力した。


"助けて"


守れないのか、見てるだけなのか俺は、哀れに愚かに疲労感に苛まれるだけなの

か。そんなの嫌だ!


「『力』があるなら貸してくれ彼女小高を守るための『力』を。」

身体は突然軽くなった、羽の如く。拳には力が満ち溢れる、枯れない湧き水の如

く。


「どりゃ、とぉあっ。うわひゃっ。」


足下にサファイアブルーの正方形のタイルが階段上に出現して俺を導く。


「胸まで光出した。」

「さすが、窮地で使いこなせるようになるとは。」


アキナンは拍手しながら、感服していた。


「信じらんねぇ追いついた。ヨッシャー!」

日向(ひむかい)君!?」


小高の奴知ってたんだな俺の名前。


「掴んだッ!」


「きゃっ!」


無意識に御姫様抱っこしてしまい互いに照れたが状況が状況なもんでして…。


「でも、日向君大丈夫?」


「何が?」


「この三階から落下したら莫大な重力と負荷がかかるでしょ?」


簡単に言われても、考えてなかったまさに優等生で生徒会長の思考だ。呑気にし

てる時じゃないなこりゃ。救ったのにスクラップになっちゃうじゃんか。


「うぅ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ何か衝撃吸収材を…

。」


「はんぺんとか?」


「そうそうってちゃうし…なんかのギャグの切り抜きか?アルファゲルは、だいぶ前に一回ヒットしたシャーペンのプニプニ。」


あれか確かに卵も割れないあれなら。


「ってもう地面だぁ何も効果なかった…。」

肩を…まぁ今は全身全霊落ちてますけど肩を落とした。尻が地面に触れた瞬間

跳ねた。

「また、落下の途中地点に逆戻りだ。次はもっと堅く…。」


グボゴッ


「イッテェ二度目だ。」


「痛ぁい、うくぅん。」


どうも俺はコンクリートを一時的に粘土に変化させていたようだ。

「ふふ、ありがとう♪これなら、まだ生きていけるよ私!」


「…あっはっは、まぁ色々だかんな。でも、どしてあんなこと。」

聞いてやれば少しは小高の不安も取り除けるだろうと馬鹿なりに考えていた。


「期待が大き過ぎたの常に席次はトップで成績はオール5更には生徒会長なんて責

任が重過ぎたわ!何より期待が…。」


「ごめんな俺も、小高はいつも涼しい顔したお嬢様だと思ってたんだ。」


「でも解ってくれたでしょう、だからもういいの。」


「よくない、あんまり自己主張が得意じゃないなら俺が小高のメガホンになるし

。どーしても耐えられないことがあって意志が折れそうになったら俺に打ち明け

てくれよな、小高の補強として支えになるよ。」


普通の俺だと顔から火が出そうなセリフだが場の勢いに便乗してはきだそう。半

分告白だよね。


「いきなり巨大な力をつけたな《勇気》と《友情》。もっと増やせば比例して『

力』の限界も上がるでしょう。最も、もう強いですけどね。神を越える力を築く

(にんげん)日向陽か。楽しみです。」

今や事情の知らない教師が駆け出してきて二人を学園内に押し込む様子を見物し

ながら、アキナンは語った。


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