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●別離(1)

あけましておめでとうございます。

本年度もこの小説は理屈一人称一直線でいきます。

よろしくおねがいします

そんな彼女は、僕が中学に上がる前に、僕の前から去ってしまった。


僕に愛想をつかしたわけではなく、お互いの親の事情で。


彼女の親は外交官で、英国へと赴任していった。


僕の親は輸入問屋で、さる事情により奈良へと赴いていった。


お互いが幼少を過ごした埼玉から、遠く、遠く。


とりわけしーちゃんは遠い。大人ですら外国は遠い。ましてや子供にとっては、それは月に行くのとそう大差はない。


僕はしーちゃんを失うことになった。


そのときも僕は冷静だった。親の庇護なしには生きていけない自分を知っていた。


でも、それはそれだ。


僕の前からしーちゃんがいなくなる。


それは僕にとって、何があろうと耐えきれないものだった。

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