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エギナとガドナ  作者: KEE
第一章:一つの出会い
9/17

遊覧航海7~朝~

イヤッホ~~~~!後付け設定の時間だ!!

【魔法に関する追加設定】

・次元片と魔力の違い

先述したとおりこの世界の魔法と呼ばれるものは、体内にある次元片を特定の物質に具現化させる方法のことである。次元片の具現化には本人の意思が不可欠なために瞑想などのイメージトレーニングは効果的であるといわれる。

では、魔力とはなにかといわれるとそれは一般的に生命エネルギーだといわれる。この魔力によって体内の次元片を操作することができる。

つまり、次元片を多く持っていても魔力がたくさんあってもどちらかが欠乏、または極端に少ないと魔法は使えない。

魔力も次元片も体内に保持している量は個人差がある。これが魔術師になるか剣士になるかを分ける目安となる。


【ガドナイトの組織図】

@魔王:ランダー

 ガドナイトの創立者。エギナへの侵略を目的に反対するガドナの国々と戦争し、二つの世界の門を制圧。門を拠点にエギナへ侵攻、最大でエギナの6割を制圧するも勇者一行のエギナイトによって徐々に勢力を減少。最後は門にてエギナイトの勇者ダン・オーガと戦い死亡。詳細不明、闇の魔剣ガドナイトソードを持ち圧倒的魔力と身体能力カリスマ性を持つ。

@三界の側近

 サーペンター:一刀のネイル・トゥ・ティティン

 ランダー:魔幻のダイ・デッド・ネトン

 ウインガー:知略のナット・デ・テニン

ガドナイトを表立って統率をしていた3人。魔王と顔を合わせることができる権限は彼らしかない。

@九条幹部

 ガドナイトの実質的戦闘部隊。それぞれランダーから3人、ウインガーから3人、サーペンターから3人の9人構成であり、陸覇、空覇、海覇と称される。

ジーダはサーペンターのなかで一番強かった。18年前の戦いで死亡したと思われていたが生きていた。

         ドサッ

すすり泣きが満ちた部屋に別の音が響いた。



「ハァ、ハァ、ハァ   勝ったんだ…ハァ、ハァ、

 サヤ、大丈―――――――――」

「動くな、ガドナイト!!」

「!?」

「何が目的だ?こんな手の込んだことをして、ハァハァ、どうせあなたが黒幕なんでしょ!ハァハァ。」

「サ、サヤさん・・・、何を言って――――――」

「五月蝿い!!私がすべてのガドナイトを倒すんだ。ハァハァ。トリューナの名に懸けて!」

「ど、どうして・・・・。」

「お母さんから聞いたんだ。私のおじいちゃんとおばちゃんは・・・、

                    ガドナイトの奴らに殺されたってねぇ!!!ハァハァ。」

「!? あっ…。」

「私が生まれる前の話だけどハァハァ。、でもハァ、でも私は許せない!!

たとえ体が動かなくても私は――――――」


ポンッ

サヤの肩に手が置かれた。


「!?  メイル!!」

「落ち着いてください、サヤさん。」  か細い声で言った。

「なっ!?何言ってんのよ、こいつは―――」

「カーザさんはカーザさんです。」

「でもこいつはガドナイトで私たちの敵―――――」

「さっきの言葉を聞いていませんでしたか?ジュンさんはそんなことをするためにこの世界に来たわけではありません。いい加減にジュンさんを信用してください。」

「はぁ?それが騙されてるってどうして気付かないのよ!!この男はガドナイトなのよ!」

「カーザさんはカーザさんです!!!!!

優しくて強くてそれでいで気取らないでバカみたいに打算的で変なことで抜けていて意地悪で人をおちょくるのが好きで・・・・、

             でも…、

                それがカーザさんなんです!それが私の知っている…、

私が好きなジュンさんなんです!!!」

「メイル・・・・、あなた・・・。」

「メ、・・・・・、マウアさ――――」


「今だぁぁぁぁぁ~~~~」



「!?        ガァッ!?」何かがジュンにタックルをしてきた。

「ジュンさん!?」

「ジーダ!?まだ動け――――」

「はっ!トドメもささずに回復する暇を与えるからだ!」

「ぐっ、この!!」反撃しようと右手を振り上げるが、

「お~っと、させるか!!」

「なっ!?」

ジーダはジュンを持ちあげて天井の穴からジュンをデッキのほうに投げ飛ばした。

「どわぁっと、

     はっ!? ぐぁぁぁぁ~~~~~~~~!!!!!!!!!!」

「「!?」」

「今の時間は約7:00。もう太陽は出てんだよ!

”闇に堕ちて囚われろ” 『ダァブト』」闇属性魔法を笠にしてデッキに飛び上がる。

「貴様の仮面は半壊、直射日光が当たれば火傷は当然だよ、なっ!!」

ジーダがジュンを蹴り飛ばし、ジュンは顔を腕で覆いながら転がっていく。しかし顔を覆うその腕も直射日光によって焼けていく。

「おらおら、どうした!!」

「『アパイト』!!」 ジーダの『ダァブト』が吸収された。

「なっ!?

   ぐぉぉぉ~~~!!」

ジーダの体も焼け始めた。

「舐めたまねを~~~、このぉ!」

ジーダがタックルをしジュンを抱えたまま海へ飛び込んだ。


ザッパァァ~~~ン


「はっはっは、これでまた形勢逆転だな。潜ってしまえば光も紫外線も弱くなる。呼吸ができる俺とできないお前、これで終わりだ~~~!!」

ガキィィーーーーン  両手甲をぶつけ金属音を鳴らした。

「豆知識だ、水中では空気中の何倍も音がよく通る。見せてやるよ俺の相棒を!」


キュ~~~ン


動物の声が響きわたり何かが近付いてきた。

(!? ハンマーヘッドホエール!!?? こいつもいるのか。)


【ハンマーヘッドホエール】(以下”ハヘホ”)

ガドナに生息する海獣。全長10m後半。鼻の先端が鱗に包まれており、そこを振動させて超音波を発生。その超音波で周りの状況を確認する。知能が高く調教することで使役ができる。先端の鱗を使った体当たりが強力で、ハンマーヘッドの由来はここから来ている。その能力と凛々しい顔から兵獣としても使われるが、主食はオキアミ。


ジーダはハヘホに掴まるとこちらに体当たりしてきた。水中では回避も防御もできないジュンは空高くに打ち上げられ水面にたたきつけられた。直射日光も当たっことや、海水により傷口から血が流れ始めた。

ただ、水から出られたので呼吸することはできた。が、

「はっ!海水は傷口にしみるだろう。18年目前がそうだった。嵐の中ダンに切られ海に落ち濁流にのまれ血が止めどなく流れていく。俺も確かに死んだと思ったが生きていた。これが俺の生命力おかげだな。」

(ダメだ…、早くけりをつけないと、出し惜しみをしたら負ける…。死ぬ!)

魔力の放出で半壊した全身仮面にさらにヒビが入っていく。

「ここにきてまだ余力があったか!?ちぃっ、なら、

ホエール!お前は船を沈めろ!」

「!?」

「その間の相手は俺だ!!

今までの戦いでお前は2点同時攻撃には対処しきれなかった。」

「ぐっ」

ジーダがジュンの首をつかんで底へと潜っていく。水面ではハヘホが船底に体当たりをかましている。船が揺れていることは明白。

「そらっ、止めだ!!

          『堕天拳骨ルシフェライズ』」

闇の一撃を腹部に食らい肺の空気が出て行った。ジーダはその手を離し、支えを失ったジュンの体は暗い海に沈んでいった。


(ダメだ…、今度こそ死ぬんだ…。)






















「ほいよ、こいつが全身仮面だ。わざわざお前用に俺が作ったんだぞ、壊すなよ。」

「わぁ~い、ありがと~♪」

「うわぁっ、こら!抱きつくな!!

たく、いい年こいて頭の中だけは子どもだからな、お前は。」

「そうですよ、抱きつくなら私にしてください・・・・ブツブツ。」

「おい、お前の発言は大人過ぎる…。」



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

これは、なんだ…。僕は、どうした…?

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++



「どうしてこうなった!!!」

「だまれっていってんだよ!!!」

「落ち着いて二人とも!!!」

「はぁ、先が思いやられるわ。」


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

昔の僕・・・? みんなが・・・いる。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


「おいっ!ハァハァ。死ぬなぁ~~~~」

「くそっ、ハァハァハァハァハ・・・……、よしっ。

やるしかないようだな・・・・・・・・・・。」

「生きろ、お前は!

         大丈夫、お前なら俺たちがいなkてもyっ、テいk、ル、さ・・・。」

   

「うあぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~」

「どうして、どうして僕だけっ!!」


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++これは!?

止めろ!見たくない!



どうしてみんな僕を残して消えるんだ、あいつも?も?彼も?も?も?だって!

僕も一緒に死ねばよかったんだ。そうすれば、そうすれば

みんなのところへ行ける・・・・・。



でも



何故僕は死んでないんだ。あれからたくさん時間があったはずなのに!?

どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして?

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


「死なねぇよ、死ぬ理由がないんだ。そして生きる理由がある。

俺をだ~~っい好き❤って言ったくれるお前がいるからな。」


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

  !?

あいつはそう言った、死ねない理由、生きたい理由

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「あん? どうしてかって。そりゃーお前が好きだからかな。

いや、俺にそんな気はねぇぞ。もうちょっとわかりやすく言うと、親友ダチだから、かな。」

「す、好きです。あなたのことが!

                きゃ☆言っちゃった♪」

「おまいらが好きなんよ。こんな戦場なのに敵のために涙流して、戦争してるっちゅーのにわいたちを笑わせに来て。」

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

みんな…。僕を好きと言ってくれた。


でも、もういない……。

もういないん―――――

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「カーザさんはカーザさんです!!!!!

優しくて強くてそれでいで気取らないでバカみたいに打算的で変なことで抜けていて意地悪で人をおちょくるのが好きで・・・・、

             でも…、

                それがカーザさんなんです!それが私の知っている…、

私が好きなジュンさんなんです!!!」

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

!?

まだ…、

まだあった!僕が死ねない理由、生きなきゃいけない理由が!!








カッ   ジュンの眼が開いた。

まだ終わらなかったOTL

あ~、自分で作っといてなんですがジュンさんにトラウマ作らせすぎちゃった

                               てへぇ☆

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