遊覧航海6~戦争の忘れ物~
なんか遅くなってすいません。言い訳は活動報告のほうで・・・。
~毎度おなじみの説明文~
全く次元の異なる魔法
基本があれば必ず例外が存在する。
一般的に魔法はベーシックマジックサークル と アナザーマジックサークルがある。全く次元の異なる魔法はそのどちらにも当てはまらない魔法の総称である。主に、個人が独自で編み出しその本人しか使えないものや、誰もが知っているが誰も使えない伝説級の魔法などがこれに該当する。
前回ジーダが使った魔法は”時”属性の魔法で伝説級の魔法です。
僕は動けなかった・・・・・。
あの魔法陣は、あの輝きは、あの呪文は、
目に焼きつき、耳に残り、心に刻まれたものだったから。
もう
二度と
見たくは
なかった。
聞きたくも
なかった。
「ハッ!
ハハッ!!
アッハハハハハハハッ!!!!!!
成功だ、若返ったぞ!体が思い通りに動く。目も霞まない。音もはっきり聞こえる。
クックックック。素晴らしいよこの『エイジイータ』は!!」
「あ・・・・、が・・・。」
「うん?そうだそうだ、嬉しさのあまりお邪魔虫が近くにいることを忘れていたよ。
お前たち!!こいつは私一人でいい。お前たちは下の奴らを片付けろ。」
「イ、イエッサー。キャプテン!!」
何人かは『エイジイータ』発動のための次元片の一部とされ人数は数えるほどになっていた。伝説級の魔法を目の当たりにし、眼の前で仲間の数人を材料にされるのを見て唖然とした残りのアサシンはジーダの一声でいそいそと機関室へ向かって行った。
ジュンはそれを追いかけようとしたが・・・・・、
体が動かなかった。
ジュンが動けない理由は2つあった
一つは見たくもないトラウマを見せられたこと、
もう一つは、この男の正体に気付いたことであった。
もはや足のけがなど眼中に入ってはいなかった。
ジュンは何とか声を出した。
「そ…、その魔法は、時属性の―――――――――」
「その通り、伝説の魔法だ!長かった、実に長かった。あの戦いからもう18年。ついに私の時代が来た!!」
ダッ
その音が聴こえたときにはもうジーダは僕の間合いに入っていた。
ドゴッ
単純に素手で殴られただけなのに激しく床に叩きつけられた。
「おやおや、君に反応できないほどの力は出したつもりはなかったが。コーザをあのような無茶な方法で倒した君ならば避けることができただろうに。」
「き、貴様、自分の息子を器にしたな。」
ジュンは起き上がりながら言った。
「やはり気付いたか。その通りだ。時属性は莫大な魔法力を必要とする。だが私は魔法はそんなに得意ではなくて なっ!!」 ボスゥッ!
立ち上がろうとしたジュンの腹部に蹴りが入った。デッキの上を転がるジュン。
「この通り肉弾戦のほうが得意でねぇ。
その点コーザは魔法のほうが得意だったからよかったよ。無機質な魔源石の魔力より血縁者であるコーザの魔力のほうが俺が扱いやすい。だがらこそ魔源石の魔力をコーザに繋ぐ必要があった。しかし過度の魔力の放出によりコーザを構成している次元片まで使用することは分かったいた。もともと器にするために作った子どもだったが、唯一残念なことは予想以上に優秀で有能だったことだが・・・・、
まぁ、
すべて俺がいれば事足りる。
子どもなんか42個もあれば1つぐらい優秀なものがあるだろうと思っていたしな。」
「!? な、自分の息子を最初から消耗品としか見てなかったのか!!」
ジュンは先ほどのナイフで跳びかかった。
が、ジーダの手刀が確実に手首を打ちナイフを落とされ、左の拳がジュンの顔面を捉えた。
「無駄だ、コーザとの戦いでお前が思っている以上にスピードが落ちているぞ。そんな速度が捉えられない俺ではない。なんせ俺は―――――――」
「ガドナイトの九条幹部 海覇の一人 将軍デイズ・バル・ジーダ。」
「!? 何っ!」
「あの戦争時点でもう40代の老将だったから18年も経てばおじちゃんだよな。夜だから気付かなかったがエギナの人間にしては肌が白すぎる。得意の体術、残虐であるが高い戦略を思いつく知能、そして名前まで聞いていたのに・・・、もっと早くに気付くべきだった。
いや・・・、勇者との戦いで死んだと聞いていたが。」
「表向きはそうなっているな。エギナイトをヒヨッコどもの集団と思い込んだのが間違いだった。あの憎きダン・オーガの一太刀を浴びて海に落ち、その傷の深さから助からないと正直俺も思ったよ。
だが…、
だが!俺は生きていた!!
しかし傷が治るのに5年も費やしてしまった俺の肉体は、衰えと老いにより戦うことができなかった。だが俺はひらめいた!肉体を若返らせばいいと。
幸い時属性の魔法を俺は知っている、足りないのは魔法力と部下だった。そしてどうせ若返るならダンが戦えなくなるほど老いるのを待てばいい。そして18年間待ち続けた。それが今叶ったのだ。
・・・・・・。そういえば、
その若さでよくそこまで俺に関する知識を持っているな・・・。ガドナ特融の三群の名前を聞いてもおどろいていなかった様子…。いや・・・・・まてよ・・・?
そうか、なにかお前を殴った時に違和感があると思ったら―――」
「!? ”紅蓮の理言い放つとき 灰塵以外の残るものなし”『バンドーナ』!!」
「おいおい、ムキになるなよ、”海より深く山より高い欲望よ貪欲に喰らい尽くせ”『アパイト』」
ジュンの放った火球が吸収される。
「ぐっ!」
「だが、その様子じゃ図星ってことか。傑作だな、あの戦争でガドナ国軍は誰一人門を超えてはいない。と、すればっ!!」再び突っ込んできた。
「ぐっ、”二人を隔てる壁となれ 閉じろ光の門よ”『ゴガード』!!」ジーダの拳を魔法の壁が阻む。
(間に合った、詠唱が間に合うか不安だったが―――)
”闇に堕ちて囚われろ”
ジュンがホッとしたのも束の間、ゴガードが闇に浸食されていく。
「俺がガドナの人間ということを知っていながら近接攻撃に防御魔法を使うとはな。」
「しまっ―――」
「『ダァブト』」
闇属性はどのベーシックマジックサークルより弱く、
どのアナザーサークルマジックよりも 強い
ジーダの魔法を無防備に食らったジュン。そのできた隙をジーダが見逃すはずがない。
「少々本気で行くぞ。
“魔法融合拳
『堕落拳骨』”」
闇属性の魔法を纏った拳が振り下ろされた。
~機関室~
ここでは魔法の餌としての人々がいる。そンな人々を守るためにマグア、シルドが守っていた。
メイルとマウアはどうしたのか?と思ったであろう。
忘れてはいけない、彼女らも餌なのだ。そして効果範囲内にいた。そして喰われてしまった、ほかのえさと同じように。しかしだれも死んではいない。ではいったい何を喰われたのか?
「も、もうこれ以上無理です、マグアさん。敵の数も増えていますし。」
「んなことは分かっている。だが、あの状態のお嬢様を見捨てるわけにもいかん。」
「ぐっ、それは分かっていますけど…。」
「分かっているなら一人でも多く切れ!!ほれ、危ないぞ!」
「うわぁ~!?」
そう言いながらも襲いかかってきた海賊を斬り伏せる。
善戦する二人だがサヤが戦えない今、魔法攻撃にはどうしようもなく徐々に追い詰められていく。
そして、
「ぐっ、また魔法か!?」
「も、もう無理ですよ。」
水属性Lv2『ベチヤ』が放たれた。
”七色を包みし純白の光 煌めき輝いてすべてを照らせ”『シイント』
どのベーシックマジックサークルより強い光属性、ベチヤをかき消し海賊どもにダメージを与えた。
「!? お嬢様!!」
「ハァハァハァ、
見てらハァハァ、れないのよハァハァ。」
「無茶です、お嬢様!そんな体で魔法なんて。ただでさえ魔法でめちゃくちゃに――――」
バガァァァーーン
機関室の天井が破壊され、バラバラと天井だったモノが降ってくる。これによって何人かの海賊が巻き込まれた。
チリによって視界が悪くなるが何者かが下りてきた。
「な、なんだ!?」
「いかんいかん、どうも手加減というものが苦手でな。」
デイズ・バル・ジーダだった。
「おや?まだ残りかすに手間取っていたのか。ふぅ、全く使えない奴らだな。」ジーダが禍々しいオーラを放ちあたりの雰囲気が重くなる。そしてその右腕に闇が現れる。
バァーン!
その時、ジュンが瓦礫を弾き飛ばしながら立ち上がり、海賊たちに叫んだ。
「お前ら、逃げろぉぉぉ~!」
が、
”禍々しい夜の帳は降ろされた 闇に堕ちて囚われろ”『クンラコ』
「止めろぉ~」
ジュンの叫びが響く中、闇が海賊を、サヤ達を飲み込んで行く。
闇属性を止めるにはベーシックマジックサークルでかき消すか光属性で相殺させるしかない。しかしジーダはガドナイトの幹部、いくら闇属性Lv2の『クンラコ』とはいえこの一瞬でかき消せるほどの魔法を作り出せる者は、
一人だけいた。
”七色を包みし純白の光 煌めき輝いてすべてを照らせ”『シイント』
そう、サヤ・トリューナであった。
『シイント』と『クンラコ』が相殺しあい、被害は最小限に納められた。それでもほとんどの海賊は飲まれ、
サヤは倒れた。
「お嬢様!?」
「!? 光属性を使えるものがいるとはな。
おう!そうだったそうだった。そういえばトリューナの姓を持つ者がいたな。あの女にも借りがある。娘の命を奪うのも悪くない復讐だ。」
ジュンはサヤに駆け寄るがサヤの姿を見た瞬間言葉を失った。
(やっぱり、喰われてる…。 !? マウアさんは!?)あたりを見回した。
ジュンの目線は一人のうずくまって泣いている 老婆 で止まった。
伝説の魔法 時属性
魔力さえあれば時間の逆行などもできるが、効果範囲が世界全体ではないといけないので天文学的な魔力が必要になる。当然そんなことができる人間はいない
『エイジイーター』名の通り歳を喰らう。エイジイーターは時属性の中では一番単純な魔法である。魔法効果範囲が自分と餌しかないからだ。しかし食べたものすべてが吸収されることはない。1歳若返られるのに1200歳喰わなくてはいけない。
今回ジーダは40歳若返った。よって4800歳分食べたことになる。当然一人からそんなに食べられるはずがない。ジーダは100人のえさから48歳分を食べた。その結果――――
「マ…、マウア―――」
「来ないで!!! ください・・・。
見ないでください・・・・。お願いですから・・・。」
白髪の頭、しゃがれた声、しわだらけの手。メイルは19歳なので48歳年をとると67歳になる。顔を覆う手から涙がぽつぽつと落ちていく。
「マウアさ・・・・、
メイル、
大丈夫。すぐ元に戻るから…。」
いつもの軽い調子で言った、つもりだったが声が震えている。 怒りに。
ジュンがジーダに向った時、
「終わったかね。こっちは退屈でしょうがなかったのだが。」
ジーダがシルドとマグアの上に片足を乗せ、サヤの髪を掴み持ち上げていた。サヤの表情は痛みと悔しさで涙を流していた。
「ぐっ、こ、こんなやつに…。」
「ただ殺すだけではつまらないのでね、こんなババア。ギャラリーのリアクションが欲しくてね。今二人が気絶してしまったもんだから君を待っていたわけだ。」
「サヤを離せ。足をどけろ。」
「ふ、いいだろう。」ジーダが手を離しサヤが崩れるように倒れた。それでも体を起こしジュンに逃げように言った。
「ジュ、ジュン。メイルを連れて逃げ――――はっ!?」サヤがジュンを見て絶句した。
「?」
サヤが目を見開きこっちを見ている理由がわからなかった。
「クックック、傑作だな。おい貴様、どうだ、仲間から裏切られた気分は?」
「??? な、何を言って―――」
「お前の仮面、ヒビが入っているぞ。」
「!?」
「やはり貴様はつけていたみたいだな{全身仮面}を。」
{全身仮面}
ガドナイトがエギナ侵攻の際に一番の問題は明るさの違いであった。それほど強い光を浴びてこなかったガドナの人間にはエギナのサンサンと降り注ぐ太陽の光、紫外線は凶器以外の何物でもなく、エギナの光に目をやられたり皮膚を火傷する者が出た。これを解消するために作り出されたのが全身仮面である。これは魔法で作られたもので全身を覆いUVカットなどの効果を持っている。
「おまけにエギナの人間になりきる変装式、防御性能の耐戦式、耐魔法の魔装式まで兼ね備えている。
・・・・・、やはり年齢から考えて若年斥候隊のエリートか。
貴様もガドナイトの一員なら何故私の邪魔をする、ガドナのランダーよ。」
「ジュ、ジュンがガドナの人間で、・・・・ガドナイト!?」
「俺とおまえは仲間・・・、いや貴様は部下か。上官の命令に従いこいつらを殺せ!!」ほかの餌とされた人たちを指さして言う。
「どうせ皆殺しにするんだ。エギナのふりをやめても問題ないだろ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
だまれ、クズが!」
ビシッと仮面のヒビが広がった。
「!?」(雰囲気が変わった?)
「さっきからごちゃごちゃとっ、(ビシッ)殺せ殺せと。(ビシッ)いつからガドナイトはこんなふうになっちまったんだ。(ビシッ)いや、僕のせいかな…。(バリッ)」
ジュンの顔のヒビが大きくなっていき、仮面がボロボロと剥がれ落ちていく。
「自分の責任は自分で取らなきゃな。」
ダッ!
さっきとは全く違うスピードを出してジュンが突っ込んできた。
「!?
だが、この程度なら!!」
ジュンの右ストレートが止められた、がしかし、
左手に魔法が編まれていた。
”退け 離れろ 弾かれろ 拒絶する”『アウェイ』
動魔法Lv1
魔法による力に押され体が宙に浮きバランスを崩す。
”曇天が抱えるは神の弓 天矢は放たれ地を穿つ 天地をつなげ雷光の道”『ビリニード』
ジュンは詠唱を続け連撃を狙う。
「ぐっ!?」ジーダも負けじと唱える。
”仄暗い水の底に沈め 波はうねりと轟きを孕み 隙間を侵透し押し流せ”『ズブウェット』
雷属性Lv3と水属性Lv3がぶつかり合い、
互角だった。
ジュンはシルドの剣を拾い斬りかかるがジーダの手甲で止められる。
「エギナだとかガドナだとかエギナイトとかガドナイトとか、そんなものどうでもよかったんだよ、僕は!!」
ジュンの突きを腰をひねって避け、ジュンの腕に肘を落とす。
「ではなぜガドナイトに入った?」
ジュンは引いていたもう一方の腕で顔面にフックを叩きこむ。
「エギナが見たかった。光の世界が見たかった。ただそれだけだ!!」
ジーダは倒れるように上半身を下げ回し蹴りをした。ジュンがふっ飛ばされた。
「そんなちっぽけな理由か。それほどの力を持ちながら!!
私は世界が欲しかった。ガドナもエギナも!!力を持つ者なら一度は考えることだろう!!」
『バキュー』ジュンは落とした剣を引き寄せ掴む。
「世界が欲しいとか、お前のほうがちっぽけだ!!そんな理由でこんな多くの人の血が流れて、こんな多くの人を泣かせて、
メイルを泣かせて!!
僕が見たかったのは、こんな世界じゃない!!!」
ジュンが渾身の一撃を放つ。ジーダも右腕に闇魔法を纏わせる。
「はぁぁ~~~!」「魔法融合拳『堕落拳骨』」
バギン! ボズッ!
闇の拳が剣を砕きジュンの腹部吸い込まれるように入った。
「がはっ・・・、ぐはぁ。」
ジーダが勝利を確信した時ジュンの口元は
笑っていた。
”全てに等しく天から注げ 七色を包みし純白の光 煌めき輝いてすべてを照らせ”『スイント』
「私を…、トリューナを舐めるんじゃないわよ~~~!!」しゃがれた声が響いた。
「ぐ、死にぞこないが!!『チャランス』」
防御魔法Lv3 起動詠唱省略だがパワーバランスの関係上防がれてしまう。
「光魔法Lv3の『スイント』を奥の手に持っていたとはな。だがその程度で私は―――」
”闇あるところに光は生まれず 禍々しい夜の帳は降ろされた 闇に堕ちて囚われろ”
「しまった!闇属性――――」
「この時を待っていた。」
『ネコツヤ』
チャランスは闇に浸食され破られる。光と闇の魔法のはざまにジーダが飲まれる。
「くそっ、こんなもの~~~!!
ぐ、ぐぁぁぁ~~~~~~~!!!」
ドサッ
遊覧航海5日目 午前6:58 ジーダがシラナミを襲撃してから4時間30分
かつてガドナイトの九条幹部だった、将軍デイズ・バル・ジーダ
いま、立てる力もなく床にに落ちた。
終わった、何とか終わった。
戦闘中に会話を入れていくだけでどんどん長くなる…。最後まで見てくれた方に感謝感謝です。
この話では色々ネタばらししました。特にジュンがガドナの人間でガドナイトの一員だったことなど。ちなみにガドナの人間とエギナの人間は仲が悪いということはありません。国から公的に派遣された者以外は門をくぐることができないので基本的に交流が少ないだけです。まぁ価値観の違いなどで反りが合わないこともありますが・・・。
最後に、シルドとマグアは気絶しているのでジュンの正体を聞いていません。ですが、彼女はばっちり聞いています。
毎度おなじみ魔法解説
時属性『エイジイーター』”すべての時をはらむ数多の星々よ、すべての時を示す母なる太陽よ、すべての時を刻む一繋ぎの歴史よ 若き血潮ををすすり過去にすがることの溺れる哀れな乞食に大いなる時の慈愛を”
他の生物の時間を食って自分の時間にする魔法。
上記に記したとおり1:1200 実用性はあまりない。
炎属性Lv2『バンドーナ』”紅蓮の理言い放つとき 灰塵以外の残るものなし”
火球を飛ばす魔法。バーンの3倍の威力を持つ
防御魔法Lv1『ゴガード』”二人を隔てる壁となれ 閉じろ光の門よ”
闇属性Lv1『ダァブト』”闇に堕ちて囚われろ”
闇に触れると火傷のように表面が溶かされる
光属性Lv2『シイント』”七色を包みし純白の光 煌めき輝いてすべてを照らせ”
強い光で焼きを入れる
水属性Lv2『ベチヤ』
多量の水の波で敵を押し流す
闇属性Lv2『クンラコ』”禍々しい夜の帳は降ろされた 闇に堕ちて囚われろ”
闇の浸食を受けた場所はただれ解けていく
動魔法Lv1『アウェイ』”退け 離れろ 弾かれろ 拒絶する”
ある特定の物質に魔力をぶつけ弾き飛ばす
雷属性Lv3『ビリニード』”曇天が抱えるは神の弓 天矢は放たれ地を穿つ 天地をつなげ雷光の道”
雷の弓矢を作り敵に放つ光速の矢
水属性Lv3『ズブウェット』”仄暗い水の底に沈め 波はうねりと轟きを孕み 隙間を侵透し押し流せ”
巨大な波を起こし敵を飲み込む攻防一体型の魔法
光属性Lv3『スイント』”全てに等しく天から注げ 七色を包みし純白の光 煌めき輝いてすべてを照らせ”
直視すると失明してしまう危険をはらむ光の攻撃
防御魔法Lv3『チャランス』
防御魔法の中でも無効化を持つ魔法。魔力の膜に触れた魔法は威力を削がれる。削がれた結果0になると魔法が消える。0にできなかった魔法は何もなく透過する。ゆえにこの魔法が破られるこは闇属性しか起こらない。
闇属性Lv3『ネコツヤ』”闇あるところに光は生まれず 禍々しい夜の帳は降ろされた 闇に堕ちて囚われろ”
溶かすのではなく、闇に触れられるとその部分が闇に成り消えてしまう