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エギナとガドナ  作者: KEE
第一章:一つの出会い
11/17

出会いがあれば・・・

はい、活動報告でテストがどうたらこうたら言いましたが妄想が止まらず、妄想を具現化できないことに憤りを感じてきたので投稿します。

そういえば活動報告でもお聞きしましたが、1/18のアクセス数がなんか爆発的に伸びてたんですがいったい何があったのでしょうか?いたずらではないかと思ってビビってます。


今回は特に解説ジーダの『エイジイーター』をかき消したジュンの『コード・ザ・エディター』です。

いつもは魔法の解説は後書きで行うんですが前回書き忘れたのとストーリーに関して重要なことなので前書きに書きます。


『コード・ザ・エディター』時属性

時間の編集を行う魔法。この効力は消費する次元片に比例して変わる。まず編集する時間の範囲、そして編集する対象の範囲を設定する。もちろん編集する時間が長いほど、対象が大きいほど次元片は必要となる。

そして最大の特徴は一度改竄された時間を優先的に修復する効果があることである。もし何らかで改竄された時間があった場合本人の意思に関係なくその時間を元に戻そうとする。

これによりジーダの生贄となったメイルたちの時間は戻り、書き忘れたけどジーダもお爺さんになり体を構成していた次元片を変換させられた。そして当然時間を巻き戻すわけではないので殺された人は蘇らないし船も壊れたままである。


下っ端の海賊やアサシン達?コマケェコトハイインダヨ!!

                             ごめんね、脇役。

豪華客船シラナミ海賊襲撃事件は公にはこういう形になった。


「豪華客船シラナミ海賊襲撃事件」

首謀者:デイズ・バル・ジーダ

18年前のガドナイト侵略戦争のガドナイト九条幹部の一人であったジーダは勇者との戦いに生存しておりここ5年間の海賊事件のほとんどの主犯と思われる。ただ巧妙な戦略によりなかなか特定ができず逮捕することができなかった。しかし今回襲撃されたシラナミには偶然にも、かのエギナイトの魔術師を務めたリン・トリューナのご子息、サヤ・トリューナ氏が搭乗していてサヤ氏とその護衛の活躍によりジーダ一行は壊滅、ジーダは死亡したという。

だが今回の襲撃が失敗したとはいえ、死者約850人内乗組員70人はほぼ全員が殺されており、必ずしもよかったとは言えない。この結果について護衛を派遣していた「円卓騎士団」の団長ウガイン・オセロ氏は以下のようにコメントした。

「今回は豪華客船に派遣した護衛の実力は妥当だったと思っている。しかしあの男が生きていたことは私も驚いている。私どもの予想を超える戦力を海賊が持っていたといえる。これは大いに反省する必要がある。」今まで海賊の被害があったのにこのコメントは信用が得られにくいだろう。

今回救出されたのはほとんどが女性であり人質として生かされていたそうである。これを聞くにもジーダの残虐性が垣間見える。

なお、サヤ・トリューナ氏は救出後病院に搬送され、現在は面会謝絶となっている。

                                ザザバット新聞1面より抜粋




「ふぅ~、時間属性のことと僕のことは伏せられているな。


ところで・・・、



病院にいなくていいのか?」

「や~よ、面会謝絶に新聞社の人間がわんさかいるのよ。あのしつこさったらエサを見つけたハエ並よ。」

相変わらずこのお嬢様は…。お付きの護衛が傷だらけで包帯やらガーゼやらあるのに無理矢理連れてきて…。

「私は・・・、その・・・、ジュ…、ジュ///、ジュンさんが守ってくださったから///怪我はありませ///」

マウアさ、いや、メイルさんは顔が赤いが大丈夫なのか?


言い忘れていたがここは道具屋である。

何故ここにいるかはサヤのこの一言から始まった。


「そう言えばあなたたち、龍の角笛をどこで加工するの?」

「は?」


サヤの話だと龍の角笛は薬草であるがそのままだと強すぎる、苦い、おまけに強熱を加えないと効果が発揮されないというらしい。メイルはもちろんジュンに薬学の知識はないために煎じて飲ませればいいだろうと考えていた。

という訳でワタツミに知り合いの道具屋があるので紹介してもらいそこにお願いしようとしたが、そこの主人もガドナイト侵略戦争に参加して右足と右目を失っており、ランダーであるジュンは以下に方がいいと言われたがサヤとメイルは入院中なのでジュンがいくと言い張った。(ジュンはガドナの人間とばれるとまずいので病院に行っていない)

で、いざ白いフードに身を包み出発してみれば、当然のごとく影からの視線があり呼びかけてみればこの通り、みんな抜け出してきたわけである。

結局サヤが龍の角笛を渡しに行き、加工が終わるまで中で待つことになった。


で、


(うぁ~、ジュンさんの素顔、肌が雲のように真っ白…。でも眼がすごく真っ赤、どうしてだろう?)

「あの~、・・・ジュ…、ジュ///、ジュンさ――――――」

「ジュン~~、どうしてあなたってそんな眼をしてるの?怖いじゃない、真っ赤なんて。」

(えっ!?)

「は?あ~、そのことか。簡単だよ。ガドナの人間は色素が薄いんだ。当然眼球の色素も薄いわけ。赤いのは血の色が透けて見えるらしい。

というか、いい加減呼び捨ては止めてくれないか。」

「ぃやっ、メンドイ。」

「お前なぁ、もうちょっと年上に対する態度が~~~~~」

「どうしてよ。確かに助けてもらったけど、それとこれとは別で~~~~」言い争いが始まった。

「サヤさん!!これはどう考えてもジュ、ジュ///、ジュン――――」


「ジュン?」誰かが声をかけてきた。


「「「「?」」」」

「あっ!やっぱジュンだ~。」女の人がジュンに飛びついてきた。

「ぐわちゃっち。」予期せぬことで支えきれず押し倒されてしまう。

「「なっ!!??にぃ?!?!」」


「こんなところで会うなんてやっぱり運命ね、私たち♪

              ねぇ~、再会を祝して私にアギシェールの瞳を買って~♪」

「買うか!!それより早くどいてくれ、シャルミン。」


いきなり飛びついてきたこのショートカットの赤髪の女はシャルミン。下の名は忘れた。黙っていれば美人なのだが口を開けば金儲けと男に貢がせることしかしゃべらない性質の悪い同業者だ。


「いや、もう絶対離さない♪」

「なっ!?」

「なによ、この女!!いきなり私・・・・・・達のジュンに飛びついて、今度は離さないですって!!」

「そうです!!ジュンさんは嫌がってるじゃないですか!早く私・・・・・達のジュンさんから退いてください!!」

「そうだ、こんな公衆の面前で飛びつくなんて!それにお前にはめられて買わされた分の弁償を―――」


「あ!知らないの?あなたギルドに賞金かけられてるわよ。」

「は?」  「ひ?」   「ふ?」  「へ?」

「ほぉんとうよ。¥20,000 それをアギシェールの瞳を買う足しにしようと思って。」

「えっ?ちょっ?なっ?まっ?     えぇぇ~~!?」

「ジュン~!ちょっとあんた犯罪者になっちゃてるじゃない!!」

「ジュンさん、全然大丈夫じゃないじゃないですか。」

「アッハッハ、やはりそうだったか。はじめから怪しいと思っていたんだ。今こそこの僕が成敗してくれる!」 ジャキンッ!!

(はぁ~、嫉妬の導火線に火がついたか…。)

「受付のテッシーちゃんがあんなに怒ったところはじめて見たわ。

で~も~~、わたつぃはぁ{優しい}からぁ~、見逃してあげてもぉ~、イ・イ・ヨ❤」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、

    な、何を、買えば…、いい?」

「アギシェールの瞳♪」

「ぐっ!」








「バイバ~イ♪せいぜい捕まらないようにね~♪」


龍の角笛の薬を受け取った僕らは宝石店にてアギシェールの瞳を口止め料として購入。(所持金が足りずサヤに借金)シャルミンと別れ――――

「じゃ、私たちもこれで。」

      「ガルル」「落ち着け、シルド。」

「あっ、もう行かれるんですね。そういえばサヤさんはどうしてワタツミに?」

「ん?そういえば言ってなかったっけ。まぁ簡単にいえばお母さんのお使い。」

      「グルル」「どうどう。」

「リン・トリューナの・・・。」

「そう、なんでも手紙をトリア伯父さまに渡せって。」

      「ガウガウ」「はいはい、分かったから。」

「!?  ガガン・トリア…。」

「確かエギナイトの戦士を務めていらした…。」

「そう。まぁ親の関係で何回か会っているけどそんなに怖い人じゃないわよ。」

      「くぅらえぇ~!犯罪――――」

「うっさい!!!!お黙り!シルド!!」

      「キャンキャン」

「じゃ、お二人さん、お元気で。

           ジュン、借金はちゃんと返してね。」

「ぐっ、できるだけ早くする。」

こうしてサヤ&護衛sは僕らから離れて行った。



「ジュ、ジュンさん!私たちも行きましょう。」

「そうだね、早く薬渡してギルド行かなきゃ。」












場所は飛んで――――

~ワタツミ領タイセー村~


「ここが私の生まれた町です。」

「へぇ~、いい村だ。意外に活気が―――。あ、ごめん。」

「いいんですよ。そろそろお祭りが近いのでこんなに賑やかになっているだけで、普段はもっと静かな村です。」


「おや、メイルちゃんじゃない。おかえり。いつ戻ってきたんだい?」「あ、メイルお姉ちゃんだ!」

「メ、メイルが帰ってきた!?」「お帰りなさい、愛しのマイハニー❤」


「人気者だね、メイルは。」

「は、はぁ。そんなことありませんよ。」(最初はよかったのに、後半が・・・。)


「ここが私の家です!」

「わぁ~~~~、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

                             ごめん、何にも思いつかなかった。」

「い、いいですよ。そんな無理しなくて。」

「? この声はメイル?」  玄関が開いて少しやつれている女の人が出てきた。

「!? お母さん!!」

「!? メ、メイル!メイル!あぁ、よく、よく無事に帰ってきましたね。」

「うん、ただいま。」

メイルさんの話だとお母さんの病気の薬を買うために半ば家出ともいえる形で働きに出たらしい。それからずっと家に帰っていなかったならメイルさんも不安だっただろう。二人とも泣きそうになってる。

「お帰りなさい。  おや?こちらの方は?」

「あ、申し遅れました。僕はジュン・カーザというもので―――」

失礼のないようにフードをとり顔を見せた(日も陰ってきたしここは日陰なのでまぁ少しぐらいは大丈夫かな)    が、

「!!??  メ、メイルが殿方を連れてきた!?」メイル母は崩れた。

「!? お母さん!だいじょうぶ!!やっぱり体に無理してるんじゃ―――」

「い、いえ。ちょっと驚いただけです。大丈夫よ。それより

           メイルももう子供じゃないですからね。うん。お母さん嬉しいわ。」

「!?」

「この子は引っ込み思案で大丈夫かなと思いましたがこんな素敵な殿方を連れてくるなんて…、

                     今夜はお赤飯炊かなきゃね。」

「ちょっと、お母さん。」

「メイルが結婚できるならもう思い残すことはないわ。」

「お母さん!!」

「メ、メイル。あんまり大声出して驚かせちゃダメだよ。」

今の会話なんて言ったかわからないけど急にメイルさんが大声出すなんて?

「あ、申し遅れました。私はメイルの母でカテナと申します。どうぞこれからも娘をよろし――――」

「お母さん!!!!」

メイルは顔を真っ赤にして怒鳴ったが、

「さあ、こんな所もなんですのでどうぞお入りください。」

カテナはメイルを無視してガスガス自我を通している。

「そうしたいのはやまやまなんですが、これからどうしても行かなくてはならないところがありまして…。」

「!? あ…。」

「そうですか、それは残念です。」

「娘さんが頑張ってカテナさんの病気に効く薬を持ってきました。早く良くなってください。」

「!? メ、メイル。あなた…。」

カテナはハッとした表情でメイルに振り向いた。

「では、わたしはこれで。」

「ジュンさん!!また、また会えますよね?」

メイルさんが少し不安そうな顔をした。

「大丈夫、また会えるって。会いに行こうと思えば会いに行けるしね。」

「はい。」 

不安だった顔は太陽のように輝く笑顔になった。うん。人間笑顔が一番!

「ジュンさん。」

カテナさんに呼びとめられた。

「はい?」

「これからは私のことはお義母さんと―――」

「○☓△☓□!?」

「? じゃ、じゃあこれで、またねメイル。」


こうしてジュンとメイルの出会いは一つの終わりを迎えた。 

はい、第1章が終わりました。気がつくと前回更新から約1ヶ月もたっていてびっくりです。残念ながら第二章ではメイルさんはお休みの予定です。(空くまで予定なのでもしかしたら出すかも)

今回初登場のシャルミンさん。

彼女もは運び屋です。ランクはCランクです。格好はきわどい格好をするお色気お姉さんキャラ的なものを考えてます。いつも誰かに貢がせている悪女です。ジュンもその被害者です。ジュンの場合はお色気より泣き落としで簡単に落ちます。 これ以降登場させることがあるかどうかは…。

【アギシェールの瞳】

アギシェールの瞳は宝石の一種で真珠です。アギシェールという貝の中にありますが、採取は困難。運び屋に依頼が来るほどで、性格は凶暴。貝を開いて待っていて獲物が本体もしくは貝殻の内側に触れると素早く閉めて鋭利な貝のふちで真っ二つにし中に残った部分を貝の中で安全に食べるという優れた生物。

アギシェールの瞳は¥300,000ほどする。

はい、シャルミンは¥280,000の儲けです。悪どい、流石悪女、悪どい。


カテナ・マウア

メイルのお母さん。心臓病を患っており自宅で療養中。夫と二人暮らしでメイルが出稼ぎに出た。というか飛び出した。

ササン・マウア

メイルのお父さんでカテナの夫。現段階では未登場。

後書きが初登場なんて、なんて可哀想なキャラ(笑)

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