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エギナとガドナ  作者: KEE
世界観
1/17

プロローグ

はじめて投稿します。処女作です、はい。

文才なにそれ、おいしいの? 状態なので読み辛いとは思いますが大目に見てくださるとありがたいです。

H.22 11/14 ルビ振り回避のミス、前書きの誤字を修正

二つの世界があった。

一つは光あふれる世界 ≪エギナ≫

もう一つは闇の広がる世界 ≪ガドナ≫

いつからか二つの世界は磁石のS極・N極のようにたがいに惹かれ合い、



―――――――接触し―――――――



―――――――融合し―――――――



一つの世界となった。




融合してからわかったことだが、この二つの世界は真逆の性質をもちながらも、よく似た世界であった。それぞれの世界には似たような生物がいて、同じような人型知的生命体がいて同じ言葉を使っていた。それら人々は元々地上で住んでいた人が空、海に適応し進化した系統をたどっていた。

元々陸にすんでいた人種  空に行くため翼を得た人種  海を潜るため水かきとえらを得た人種

それぞれをエギナではテライオン フェザリオン マリオン

     ガドナではランダー  ウインガー  サーペンター    と呼んだ。

そして、それぞれの人種が一つの国をもっていた。

エギナにはテライオン領「ガイア」 フェザリオン領「パライゾ」 マリオン領「ワタツミ」

ガドナにはランダー領「ユートピア」 ウインガー領「ラピュタ」 サーペンター領「オーシャン」



それぞれの国は新たに出現した世界に驚き、おののき、混乱した。

そしていつからか戦争が始まった。原因はどこかの国の侵略だったかもしれないし、種族間の小さないざこざから大きく発展したかもしれないが、今となっては判らない。この戦争は6カ国すべてを含む世界大戦と化しどの国も疲弊していった。さらに追い打ちをかけるように、

         異世界との融合により

                    「魔法」

                        が生まれた。


魔法を使用できたのは世界融合後に生まれた子供たちだけだった。

当然これに目を付けた各国の王たちは子どもたちを魔法部隊として育て投入した。初めて魔法部隊が投入された戦いでは、3000のフェザリオン軍が1000のサーペンター魔法部隊に壊滅されたことをきっかけに余計に拍車をかけた。

この結果、どの国も子どもがいなくなるという事態が発生し各国の存亡の危機に瀕した。


この事態を受け、各国は和平という道を選ばざるを得なくなった。

話し合いの結果、現存する全魔法部隊を投入し世界を二分する結界を張り、擬似的に元の状態に戻そう

ということになった。しかし数が少なくなった魔法部隊では完全には結界を張ることはできなかった。

そうして出来た結界の隙間を「門」と呼び、6カ国混合部隊が門の管理と完成に励んだ。


そうして200年の平和が訪れた。200年もの平和が続いたのは子どもの減少と国力の疲弊、他国の状況も同じようで侵略するだけ無駄になるという事実であった。おまけに国力が回復してきた頃には、結界もほぼ完成し、門を使った正式な通行しか行けなくなったからである。

ただ稀に結界のわずかな隙間から結界を越えてしまう「神隠し」があった。この神隠しは結界の近くでなくても発生し、問題視されていたが発生がランダムであるため解決は保留されていた。









さて、200年の平和が訪れたといった…。

ということは、200年後にはこの平和が壊されてということを示している。



双界紀206年 (世界が融合したのを双界紀元年とした)

ある一人の男が全世界に反旗を翻した。その男はガドナのランダーであった。しかし少人数で特に目立った行動はしていなかったので、ユートピア国は気がつかなかった。実際にその男が国を乗っ取ろうとする動きは見られなかった。

しかし、その男のたぐいまれなる人望で多くのガドナの人種が集まって行った。気がつくと一国を相手に戦えるほどまで大きくなっていった。ガドナの国々はこの複合団体を危険視し、何度も忠告していたがその男は代理の者を表に出させるだけで決して直接国王に会おうとはしなかった。

その男はこの団体を≪ガドナイト≫と名付け、国を無視して門を攻め始めた。6カ国複合部隊が守るこの門を攻めたので6カ国を敵に回したこととなる。

しかし、ガドナの国々はエギナの軍勢がガドナの世界に入ることを恐れ、しかもユートピア国は見栄を張りラピュタ・オーシャンに出撃しなくてもよいといった。この過信が甘かった。



ユートピアの先遣隊は壊滅。ガドナイトの士気を高めるにすぎなかった。ユートピアはまだ見栄を張っていたが、事態を重く見たラピュタ・オーシャンが参戦。3カ国と門の守備隊に挟まれてガドナイトは壊滅されると思われた。


が・・・、


しかし・・・。




一人の男によってその戦況は覆ってしまった。






その男とは、ガドナイトを創立したあの男であった。表に出ることがなく未知数だったその男の力は凄まじく、力、魔力が圧倒的であった。さらにその男の持つ剣が強力で一振りで50人をも闇に葬った。実際に、この男と側近だけでユートピア・ラピュタ軍を抑えきった。50人ほどで3000人を相手にしたのだ。


この戦いで多くの兵士が死に、恐怖し、投稿した。また多くの人がこの話を聞き、強さに恐怖し、憧れ、ガドナイトの仲間になることを志願した。そうしてガドナの国々では抑えきれなくなっていった。いつしか人々はその男を『魔王』と呼んだ。





3カ国との戦闘から1週間後――――――




門は破られた。















しかし、エギナのほうにも噂は立っており何も対策を立てていないわけではなかった。魔王とその側近、幹部クラスは別として、下っ端の戦闘力は並の兵士より弱く数で勝負していたので、倒せるものから敵の戦力を減らしてガドナイトの士気を下げていこうという作戦をとった。



この作戦が功をなし、少しずつであるが門付近までしかガドナイトは侵略できなかった。

ガドナイトのNO.2であり全軍の指揮を執っていたナット・テニン、通称魔王の頭脳と呼ばれた彼は、なかなか進撃できず士気も下がってきたので幹部や側近を出撃させた。これで何とかなるだろうと思っていたが、ここで大きな誤算が起きた。



エギナのテライオン生まれの若者、ダン・オーガン。彼の潜在能力は凄まじく、かの魔王に匹敵するほどであった。その彼がこの侵略行為に憤慨し仲間を集めてガドナイトと闘った。

はじめは弱かった彼も、仲間と力を合わせ少しずつ少しずつ潜在能力を開花させていった。ナットがダンの存在に気付いた時には幹部を3人、側近を一人倒し「勇者」と呼ばれていた。そして人々はこの勇者たちをガドナイトの対の存在として≪エギナイト≫と呼ぶようになった。



勇者が次々とガドナイトの幹部を倒して行くことで、6カ国の兵士の士気が上がりガドナイトは急速に勢力を縮めていった。ガドナイトの兵士たちは魔王再来を願ったがどんなに幹部がやられても、どんなに勢力が衰えようとも姿を現すことはなかった。

そして勇者は魔王が根城にした境界の門に乗り込んだ。6カ国の兵士も雪崩のように押し寄せた。



誰もがガドナイトの壊滅を疑うことがなかった・・・・。


















天が割れた・・・・。

地が震えた・・・・。

闇が広がった・・・。

勇者たち以外の兵士が弾き飛ばされた。






誰もが魔王の存在を、強さを肌で感じた。





しかし勇者たちは諦めなかった。勇者は魔王の持つ闇の剣に対抗できる光の刀を抜き、仲間たちはその光を信じて戦った。



18時間に及ぶ闇と光、魔王と勇者の戦いが終わった。








境界の門から出てきたのは、















勇者たちだった。

無傷の人はいなかったが、誰一人欠けることなく帰ってきた。

今ここに、魔王との戦いに終止符が打たれた。




双界紀212年 ガドナイト侵略戦争は終わりを告げた。




のちに勇者はガイアの国王となり、6カ国どの国にも平和が訪れた。

そうして今の平和な時代につながる。





我々を守ってくださったエギナイト

 勇者:ダン・オーガン テライオン 現ガイア国王

 僧侶:チルス・ナイン (現チルス・オーガン) フェザリオン 現ガイア王妃

 魔術士:リン・トリューナ テライオン ガイア国魔法部隊名誉隊長

 戦士:ガガン・トリア マリオン ワタツミ国親衛隊隊長






「最新版 歴史の教科書 高等部用」

 発行元 ガイア国―第一出版

 発行年 双界紀230年

 値段 ¥1840(消費税込)






あの戦争から18年の月日が流れた―――――――――――


こんな感じです、はい。

パッと見、小説に使えそうな要素をすべて過去のことにしています。

タグは適当に付けたので、こんなタグ付けたら?という提案がありましたらどしどし教えてください。もしかしたら残虐的な描写が含まれてしまうかもしれないので一応残虐的描写を付けました。(もしかしたら無いかも…)

誤字・脱字がありましたら、恥ずかしいのですぐに教えてくださると助かります。

更新速度は・・・・、努力値になってしまいますorz

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