酔っ払い天使亭と異界のお客様
「うん! 素晴らしいこの虹色の麦酒味もいい!」
淡い金色の髪 淡い青の瞳 トーガで片腕がないのを隠した青年が嬉しそうに言う
「だね!見た目も最高!綺麗 リアン兄さん」
こちらは愛らしい天使のような美しい少女
金のウエーブを描く髪に青と金に近い琥珀の瞳
「リアンも俺のエイルも酒が強いからな・・ハハっ・・楽しんでくれ」
長い耳に黒髪で黄金と赤の瞳の少年がやれやれという表情で言う
ちなみに黒髪は短め、眼つきは少々鋭い
「違う世界のアーシュ殿は酒が弱いからな~」
「まあ、こちらの世界のアーシュ殿も酒はダメだが ふふっはは
私にも御代わりの虹色麦酒を頼む ふふっ」
楽し気に笑う 長い耳に くせ毛の長い黒髪の女性 瞳は赤い宝石
「ヴァルジニテ様もご機嫌ですね」
「ハハハッ うまいからな!もう一人のアーシュ殿
店主!他にも違う酒があるなら頼みたい!あるか? 宜しくな」
一つの大きなテーブルを囲んで この世界では見慣れない種族の者達が
食事に酒を楽しんでいた。
「いや、店主に店員のエルフ殿 私の見た目は少年の姿で子供に見えるが・・」
軽く睨みつつ 一人の少年?
「実際は大人だ 素直に虹色麦酒を出してほしい
…嫌なら実力行使に出るぞ」
長い耳に赤い瞳 肩程の黒髪を赤い布で縛った少年が
右手から炎を出しながら 店の者たちに睨みつけて脅しをかけている
「あ、アジェンダ様の言う事は本当なんです お願いしますね うふ」
「わかりました」店の者が不安そうに酒を出す
「私のアリサ有難う」嬉しそうに酒を片手に笑顔 少年姿のアジェンダ
「いいえ よかったですアジェンダ様 うふ」黒猫耳の美少女アリサ
「このスライムを蜂蜜に漬けたもの
美味しいねええ♡ うふふ ねえリリーシュちゃん♪」
黒猫耳の美少女アリサが笑う
「だね!アリサちゃん!金色で綺麗」
水色の髪で耳はエラで手にウロコが少々ついた美少女も嬉しそう
「アジェンダ様 皆さまも食べてください」アリサ達が差し出す
「有難う頂こう」「うむ、いける美味しい」