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擬人家電━━俺のスマホが美少女になった。ついでに家電も擬人化して家出した。

作者:夜缶
 夏休みの早朝、目を覚ましたら目の前に銀髪サイドテールの美少女が正座して無表情で見つめていた。
彼ーー物部重人の目の前にいるのは何とスマートフォンだった。
どうやら彼女の能力である『ジェネレート』というものが深夜に発動してしまい、重人の深夜テンションで彼女を含めた家電達が擬人化して家出してしまったらしい。
そんな訳の分からない物が外に出てしまったら何をしでかすか分からない。
不安が勝った重人はスマートフォンもとい、『ジェナ』と共に家電達を探しに行くことになった。
そしてその道中で見つけた家電のとある一言は、重人を戦慄させた。
「俺の深夜テンションで日本滅ぶの……?」
ジェナ(スマートフォン)を始めとした、擬人化した家電達とのハチャメチャな日常が、この夏に起ころうとしていた──。
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