表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/23

07


 手紙は、お願いごとでしたよ。


 ちょっとだけラブレターを期待しちゃった俺は、


 後でツェリアさんからがっつりおしおきされるべき……




 依頼内容は、"荒くれ者との交渉"



 ベルナエリの町の北、


 アレノマ王国北端にある"北の魔境"と呼ばれている未開の森、


 そこに現れた竜が、森に近付こうとする者たちを威嚇しているのだとか。



 その騒動のせいで森の近くのアルビ村の住人たちが、


 これまで生活の糧としていた森の恵みを得られずに困っているそうです。




『ついに竜退治!』


 違うよ、チミコさん。


 今回も交渉で解決、の予定。




「相手は竜、危険では……」


 ご心配無用ですよ、ツェリアさん。


 その竜も、ちゃんと話しが通じるタイプみたいですし。


 言葉と態度で威嚇するのみで、今のところ怪我人は出ていないとか。




「竜絡みの案件だし、先にレミュさんに相談してみる?」


 アマツさんも『Gふなずし』所有者でしたね。


 それでは、モルガナさんの方から連絡お願いします。




 ---




「……出ないねえ」



 どうやら、連絡がつかない模様。


 元々アマツさんは魔導具関係とは相性が悪いそうで、


 あまり『Gふなずし』を利用していないのだとか。


 あー、スマホ操作とかが苦手なタイプなのかな。




「私が『転送』して、直接聞いてくる?」


 是非お願いしたいのですが、


 サイノさんはアマツさんと面識の方は?



「……ごめんなさい、モルガナさんも一緒に来てくれる?」



「それじゃ、ふたりで行ってきます」

「シジマさんたちは先にアルビ村に行ってて」



 それでは、気をつけて。


 アマツさんと奥さまたちによろしくです。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ