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チミコさんの言う通り。
どうせ考えなきゃならんのなら立ち止まってないで、
少しでも先に進みながらにしようぜ、ですよ。
ということで、まずはベルナエリの町を目指しております。
現在、冒険者パーティー『シジマ家御一行』は、総勢5名。
自分で言うのも何ですが、メンバーは結構な凄腕揃い。
ツェリアさんは、パーティー全体の守護女神。
近接無双を活かした前衛もバッチリですが、
基本的には後衛メンバーの護衛がメインの、最終防衛ライン的な立ち位置。
もちろん、"お胸シェルター"でのチミコさん守護も万全。
チミコさんは、いつだって自由。
無茶しない程度に飛び回り、モルガナさんのフードの上で応援したり、
ツェリアさんの"お胸シェルター"でもぞもぞしていたり。
サイノさんは、超広範囲『探索』での早期警戒、からの遊撃系迎撃要員。
つまりは、戦闘全般を最初から最後までお任せな、無敵系用心棒。
戦闘関連に関してはマジで無敵みたいですが、
シジマ家的には過度な荒事はご勘弁なので、
超広範囲『探索』での、可能な限りの揉め事回避をお願いしております。
モルガナさんは、後方での司令塔ポジション。
"導き手"は人生相談だけではなく、戦闘にも応用が効く能力なのですよ。
その先読み能力、マジハンパネェのです。
まあ、先読みで揉め事をスムーズに解決してもらうより、
揉め事そのものをスムーズに回避してもらっておりますが。
俺は、何が出来るのか試行錯誤中です。
これまでよりも積極的に前衛して肉弾戦でぶいぶい言わせちゃったり、
ポジション問わず『創造』でいろんな能力を試したり、ですね。
何せ、いかに『創造』を使いこなせば何でもアリとはいえ、
実戦でテンパらずに冷静に対処出来ないと宝の持ち腐れもいいとこですし。
例えて言うなら、ハイパワーモンスターマシンが、
ドライバーがヘボいせいで周回も満足に出来んような事態にならないよう、
ちゃんと乗りこなすための修練せねばってことなのです。
やっぱり、もっといろんな経験を積まないとね。