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 全然目覚めない獣人さんは、


 結局、両家合同乙女連合に連れられて、


 寝たままで強制お風呂されることに。



 まあ、あのメンツなら、起きた時に暴れても余裕で対処可能でしょうし。



 あの"一軒家テント"には、


 全自動魔導洗濯桶っていう最先端の魔導具も完備されておりますので、


 お風呂してる間に洗濯出来ちゃうのです。




「俺も、せめて魔導具がまともに使えたら、もうちょっといろいろ出来るんだけど」


 大変ですね、"無魔力"って。



「シジマさんみたいに『創造』が何でもアリ過ぎで目を付けられるのも大変だよね」


 幸いにしてそっちの能力バレはしていないようですが、


 冒険者として『アンノウン』クラス認定されたのが厄介事のタネになりそうです。



「あー、そろそろお偉いさんたちからの呼び出しとかが来るかも」

「モノカさんみたいに"特使勇者"に任命されたり、フォリスさんみたいに"巡回特使"にされちゃったり」


 勘弁してくださいよぅ。


 ツァイシャ女王様からは『自由に旅しなさい』ってお墨付きをもらえたけど、


 もしお偉いさん絡みの厄介な面倒ごとに巻き込まれそうになったら、


 東方とか南方とかの大陸の端っこの方に逃げちゃうかも。



「シジマさんがトラブル体質なのは変わらないだろうから、どこへ行っても同じだと思うけどね」


 ……キビシイっすね、異世界人生。



「まあ、お互い頑張ろうよ」

「シジマさんも、家族のためならめっちゃ頑張れちゃうでしょ」


 もちろんですとも。


 何となくですけど、それこそがロイさんファミリーの生き様って気がしますし。



「だよね」

「ってか、あの乙女たち、ずいぶんと長風呂だね」


 もしかしてお風呂で、


 みんなして眠っている獣人さんをモフってたりして。




 ……うらやま×2



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