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01


『リヴァイス 97 異世界観光者と一途な反逆者の告白』の続きで、


 観光者シジマのお話しです。


 お楽しみいただければ幸いです。




 シジマ家御一行、今日ものんびり異世界ぶらり旅の真っ最中。



 現在地は、リヴァイス大陸北端のアレノマ王国。


 やたらと広大なアレノマ王国内に点在している魔導国を訪ね歩くのが、


 今の旅の目的。



 いや正確には、目的も何も無い、行き当たりばったりなぶらり旅なのですが。




「私は、各地の名物お料理のレシピ集めという目的がありますよ」


 はい、ツェリアさんにはしっかりとした目的がありますね。


 例えて言うなら、


 さすらいのレシピハンターなヴァンパイアメイド美人新妻さん。


 属性もお胸も、盛り過ぎ盛り盛りなのです。



「もう、シジマさんったら……」




『そんなお胸をハントするのが私の目的!』



 ぱたぱた、するり、むにゅり



 はいはい、チミコさんにも重要な目的がありましたね。


 例えて言うなら、


 可愛い妖精さんという見た目を隠れ蓑にしたセクハラ系お胸マイスター。


 おっともしかして、チミコさんがいつも残念行動してるのって、


 可愛らしいルックスとしょうもない行動とが相殺しあって、


 妖精さんを狙う不届き者の眼を欺く効果が……



『よくぞ気付いたな!』



 ……あるわけ無いっすよね。




「そんなシジマ家のアレな行動を監視するのが私の目的」


 そうでした、モルガナさんの目的はそんな感じでしたね。


 例えて言うなら、隠密監視がお仕事の職業ストーカー 兼 自称"導き手"


 まあ最近は、初期設定のミステリアス乙女というベールもすっかり剥がれて、


 いろいろと拗らせた残念乙女、というカテゴリーに……



「ストーカーとか言うなし」


 イジられネタの豊富さこそが愛されキャラの証し、ですよ。




「モルガナさんをイジり過ぎなシジマさんには、物理的にキツめのツッコミすべき?」


 いえいえ、サイノさんのお役目は外敵からのボディガード。


 例えて言うなら、我が家の守り神的な無敵系出張女神さま。


 そのハンパ無いおチカラをかよわい家長なんかに向けないでくださいな。



「なんでやねん」


 デュクシ



 むふっ、最近のデュクシはツッコミ加減がとても心地良いのです。


 甘噛みちっくで、なんかクセになっちゃいますね、コレ。


 サイリさんは毎日こんなご褒美をごちそうさましていたのでしょうか。



 うらやま……



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