7.初めてのメッセージ
午後9時、夕食も風呂も終わって俺は部屋で参考書を読んでいた。
ん?ヤンキーじゃないのかよ?って?
違う違う、俺はヤンキーじゃない。
見た目は怖いって言われるけど、学校もサボらず(たまにサボる)授業もきちんとでてノートとってるし、テストの点も悪くない。
俺はいうなればNEOヤンキーかな?
ブブ・・・
「ん?」
俺は震える携帯を確認した。
▲「はじめまして。西川楓と言います。連絡先を拓郎に教えてもらいました。」
とあの子からメッセージがきた。
俺は急いで参考書にしおりを挟んで
▲「はじめまして。俺は相良剛毅。同じ中学で1つ上の学年。」
と送った。
すると3分くらいしてから
▲「そうなんですね。ところでどうして私に連絡しようとおもったんですか?」
うぐ・・・。
こうも直球に送られるとなんて送って良いのやら・・・。
「あなたに一目惚れしたんです」って送ったらまずいよな。
というかキモいよな。
▲「友達になりたいと思って、拓郎にお願いした。」
▲「そうなんですね。これからよろしくお願いします。」
▲「こちらこそ」
で、あの子から連絡が来なくなってしまった。
冷静に考えて俺女の子とメッセージやり取りするの初めてかもしれねえ・・・。
※この人には許嫁がいますが興奮中で忘れています。
いや、普通「こちらこそ」だけで返されてもその後なんて送ったら良いかわかんねえよな。
「あーむずかしいな・・・。」
俺は携帯を置いてベットに倒れ込んだ。
俺の初恋・・・どうなんだろ・・・・。