表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/15

10.不安(拓郎視点)

連絡先を教えてから1ヶ月ちょっと。


なにか日常が変わるかなと少し恐れていたが変わらなかった。


剛毅さんから聞いた話では毎日メッセージのやり取りはしてるらしい。


ていうか剛毅さん奥手すぎじゃね?


とは思うが日常が崩れずに俺は安心している。


豪毅さんのことは好きだ。


俺は家族と楓と疾風しか好きじゃないけど剛毅さんは特別だ。


剛毅さんののぞみなら何でも叶えてあげたいって心の底から思ってた。


それがどんな願いでも叶えてあげたいって。


でも楓はあげられないっすよ豪毅さん。


選ぶのは楓っすけど・・・。


俺は楓が好きだ。


家族としても、友達としても異性としても。


多分幼稚園の頃からずっと好きだ。


できるんなら俺の胸の中にずっと閉じ込めていたいくらいに。


でも、俺は疾風も好きだ。


疾風も家族だし友達だし変わりなんて絶対居ない。


・・・そんな疾風も楓が好きだ。


多分思いの重さは一緒だと思う。


直接この話をしたことはないけど、楓を見る目がそう言ってる。


俺は、どっちも手放したくない。


だったらせめて2人の傍に居させてほしい。


3人の邪魔は誰にもさせない。


って決めてたのにな。



「あー・・・どうしよ。」


俺は頭を掻きながら楓の家に向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ