決着
彼女は中世ヨーロッパの騎士みたいな格好の白い鎧を着 ていた。
剣を構えた姿が絵画のようだ。
ゴブリン達も殺気だってる
7匹のゴブリン達
先ほどと違って武器も様々だ。
全てボロボロだか、剣、槍、斧、杖、棍棒、弓など色々持っていた。
先ほどより上位種だと思う。
中心に一回り大きいゴブリンがいる
あれがこの群れのボスかな?
その大きいゴブリンが叫んだ!
「グォーオー」
周りのゴブリンが指示を受けて動き出した。
弓、杖を持つ二匹は後ろから矢と火の玉を撃ってきた。
剣、槍、斧、棍棒を持った四匹は僕たちにに二手に別れて向かってきた。
「やっかいだね」
矢と火の玉を避けながら、剣や槍を避けなければいけない。
手に持った赤と青の魔石を握り締めて構える。
剣や槍を避けたタイミングで矢が顔スレスレに飛んできた。
「危なぁ!!」
運が悪ければ死んでいた。
青い石に意識を向けて近くのゴブリンを殴ると、先ほどと同じ効果で、威力が上がっていた。
一瞬で二匹を串刺しにした。
やっぱりレベルが上がると威力も上がるのか。
チラリと彼女を見ると二匹を切り伏せているところだ。
あっという間に残り三匹に。
大きいゴブリンが怒りに顔が歪む。
「グギャァー」
また叫ぶと弓と杖を持ったゴブリンが前に来た。
仲間を盾にしてるの?
弱い奴を盾にして、後ろでニヤリと笑っている
アイツらと顔が重なる。
「気分が悪い」
クラスメートの顔とゴブリンが同じくなり、憎しみがます。
「アイツは僕が殺るから、君は手前の二匹をお願いしてもいい?」
「わかりました。先ほどの力が在ればいけると思いますが、ジェネラルは手強ので気を引き締めて下さい。」
「ありがとう。じゃ殺ろうか!ジェネラル!」
舞貴は赤い石に意識を向けて叫ぶ。
ジェネラルも向かってくる。
「ギギァー」
ジェネラルは大斧を担いでいる
ゴブリンとは体格違って、パンチ1つでも当たれば即死してしまうことはわかる。
「自分で言い出したけど、殺れるかな?」
だか赤い石に意識を向けると、殺れるとスキルが応えてるように感じる。
とりあえずジェネラルの攻撃を全神経向ける。
自分にはこれしかない。
何回か避けていると、ジェネラルが怒りを表し始めた。
やはり上位種でもゴブリンか・・・
避けられ過ぎて苛立ちが溢れてくる。
このまま避け続ける。
苛立ちから思いっきり大斧を振り下ろした。
「今だ!!」
魔石に意識を向けてジェネラルの胴体を殴った。
「痛ったい!!!!」
かなり固くて殴った手から血が出た。
ジェネラルがこちらの攻撃が効かなかったことに、ニヤリと笑った。
その瞬間ジェネラルを中心に火柱が上がった
《レベルが上がりました》
「えっ?」
騎士とゴブリンが止まってこちらを見た。
驚愕していた。
普通のゴブリンなら一撃もわかる。
だがジェネラルを一撃で倒すにはそれなりに力が必要だ。
舞貴の姿から想像した人は居ないだろ。
予想に反して殺ったことに、ゴブリンに隙が生まれた。
騎士はその隙に二匹の首を跳ねた。
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