スキル
「助かった!!!!!!」
物語に出てくるゴブリンは最弱なモンスターで知られる
だか実際対面して、恐怖が最弱のものではなかった
物語の主人公達はこんなモンスターと戦っていたのか
まだ身体が恐怖で震えていた。
『いきなり死ぬかと思った。いやたぶんあのままでは死んでいた』
そう思い、なぜ助かったのか冷静に考えることにした
『あの時、花を触ってゴブリンを殴ったら炎に包まれたんだよな?なんだったんだろスキルだと思うけどどんなスキルだ?』
『火の魔法のスキルかな?発動に呪文とか無かったし、無詠唱魔法?それとも触媒を使った魔法?』
『考えてもわからない。でも調べないと』
その時先ほどの頭に聞こえた声を思い出した
『さっきの何だったんだろう?レベルアップしたような』
とりあえず異世界あるあるの
「ステータスオープン」
と叫んでみた
すると
ステータス
香野舞貴
レベル:2
種族:人
性別:女性
職業:無職
スキル:色魔法 レベル1
体力:35/100
魔力:30/30
筋力:25
耐久:15
器用:35
俊敏:18
知力:39
「出た!!!!!!」
『なんで無職?!?一応・・僕・・・学生だけど、この世界だと何もしてないからかな?』
『ところで色魔法ってなんだ?』
色魔法の項目をタッチしてみた
スキルの説明が出てきた
《色を使う魔法》
「って説明・・雑!!!!!!」
『どうやって使うか書いてない。不親切にも程がある』
嘆いても仕方がない
とりあえず色々試してみよ
始めに先ほどから握りしめてる花に意識を向ける
だが、先ほど感じたものが無い
「あれ?可笑しいな?さっきは使えたのに?」
やはり何も感じない
手を開いて見ると、初めは赤かった花が真っ白になって枯れていた
『!?』
なんだこれ?
違う赤い花に触れてみたらなにかが流れ込んでくるのを
感じた
「これは!」
もう一度花を握りゴブリンを殴ってみると、先ほどのようにゴブリンの身体が炎に包まれた。
「やっぱり花の力だ」
手を開くと、そこには先ほどと同じ真っ白な花が在った
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