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異世界転生俺TUEEE~女難の冒険者~  作者: 頭のおかしな神
第四章 家出令嬢と痴女銀狼
88/139

088, 4-07 男爵夫人と貴族の食事

前回のあらすじ

 ヒップラインがエロい

部屋に入ると家出令嬢がエロい女を紹介してくれた。

見た目若いので家出令嬢の姉かと思ったら母親だった。男爵夫人だ。

俺は、男爵夫人に前世の知識を使ってそれっぽい挨拶をする。

この世界の貴族の挨拶など知らないので、あくまでそれっぽくだ。

挨拶の後、家出令嬢と悪徳領主が喧嘩を始め、男爵夫人の仲裁で食事をすることに・・・。




しかし、俺は貴族の食事マナーなど知らない。

前世のコース料理は一品ずつ出てくる。

ロシアだったか寒い地域で料理が冷めないように一品ずつ運んできたのが始まりだ、とか聞いたことがある。

当然詳しくは知らないし、マナーもよく知らない。

ナイフとフォークを外側から使う、とかうろ覚えの知識はある。



ルービアス大陸は温暖なので、当然そんな形式で料理が運ばれる文化はない。料理は全て並んでいる。

フォークなどは一組しかないので迷う余地はないが、なにから食べ始めればいいのか。

右に座っている家出令嬢は全くフォローする気がないらしく、向かい側に座る悪徳領主と口喧嘩している。

「乳よ、乳よ」と何故かおっぱいを連呼している。

左に座っている痴女銀狼は素手でガツガツ食っている。フォークぐらい使えよ・・・。

イケメン貴族はなんかこっちをにらんでるし、頼りになるのはやはり男爵夫人だろう。

俺は男爵夫人を見る。特に食べる料理に順番があるわけでは無いようで、口に含んだものがなくなるまで待ってから次の料理を口にしている。

ステーキを食べた時に油が唇についてテラテラとエロい。

俺もステーキを食べてみる。さっぱりとした柑橘かんきつ系の果物を使ったステーキソースがいい感じに油を中和して美味い。

パンを少し食べ、サラダを口にすればピリッとした香辛料が効いて美味い。

う~ん、美味い。やはり貴族は美味い飯を食ってるんだな、と感心していると、家出令嬢がなんか話しかけてくる。

適当に相槌あいづちを打っておく。今は食事に集中したい。




美味い飯を食い終わるとメイドさんが客間に案内してくれた。

正直これ以上関わりたくないので「宿屋に泊まります」と断りたいところだが「平民のくせに無礼な!」と叩き切られそうで怖い。

相手は悪徳領主だし、家出令嬢も暴力女だし、とりあえず今晩は泊まって、明日屋敷を出たら逃げよう。このまま監禁されるなんてことは流石にないだろう。



部屋の前で痴女銀狼がゴネる。

「アタシはジョニーと一緒の部屋でいいぞ」

(間違いなく襲ってくる気だこいつ)

「いや、一人一部屋用意してくれたんだ。別々の部屋に泊まるべきだろう」

「ん~~~まぁ、チャンスはいくらでもあるか」

(チャンスってなんだ!)



部屋には風呂があったので入る。

メイドさんのエッチなサービスを期待したのだが、痴女銀狼の案内もあるので去ってしまった・・・。

痴女銀狼を連れて行ってくれたのでよしとしよう。



無駄にでかいベッドで天井を見ながら思う。

男爵夫人、とにかく響きがエロい。

そして俺の妄想が始まる。




「まだ起きてる?冒険者さん」

「だ、男爵夫人・・・。こんな夜遅く、どうしたんですか?」

「少しお相手してもらおうと思って・・・」

「お相手・・・とは?」

「言わなくてもわかるでしょ」

「い、いけません。貴女には悪徳領主が・・・」

「あんな男どうでもいいわ。さぁ、私を楽しませてちょうだい❤」




そんな妄想をしているとノックの音が聞こえる。

まさか本当に夜這いに来てくれたのか!と期待を込めて扉を開けると、そこにはネグリジェ姿の家出令嬢が。

一夜限りのお相手とかならいいが、こいつは絶対つきまとってくる。

「大丈夫か?」と聞いてくるので「大丈夫だ」と追い返す。

子供じゃないんだから一人で眠れるに決まってる。

まぁ、貴族の屋敷に泊まるなんて異世界転生っぽいイベントだし、飯もうまかったし、ベッドもフカフカだし、夜這いはないが悪くないな、と寝る。




次の日の朝、家出令嬢の案内で騎士の訓練場に行くと・・・、そこにはイケメン貴族がいた。



「さぁ、決闘だ!冒険者よ」

(わけがわからないよ)

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