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異世界転生俺TUEEE~女難の冒険者~  作者: 頭のおかしな神
第二章 孤児院とエロシスター
25/139

025, 2-01 孤児院での生活

前回のあらすじ

 おっぱい

孤児院での生活は天国だった。

朝起きれば、温かいご飯が用意されている。

それを食べ、エロシスターと一緒に食器を片付け洗う。

食器を洗っている最中、エロシスターのゆさゆさ揺れるおっぱいを眺める。

その後は孤児院や、信徒が訪れる教会スペースの掃除をする。

エロシスターが床を磨くたびに、上下に揺れるお尻を見ながら窓や机を拭く。

そんな俺を、エロシスターは褒めてくれる。

「ジョニーは文句も言わずにお手伝いしてくれて助かるわ」

此処ここが天国でなければ、何処どこが天国だというのか!!

てっきり異世界転生したと思っていたが、どうやら天国に来ていたようだ。いや、天国も異世界と言えるか。天界だ!




そんな生活に不満はない。元々この孤児院にいた、7人の子供たちと距離ができてもだ。

なぜ距離ができたのか。俺を除いた5人の開拓村の子供たち、生意気男子や涙目女子があらぬ噂を流したせいだ。

俺はいつの間にか孤児院の子供たちに、火付けのジョニーと呼ばれていた。放火犯みたいだな。

由来は言うまでもなく、死体に火をつけたことだろう。

それが不満じゃないのか。とんでもない。ご褒美である。

別に、俺が子供にいじめられて喜ぶ変態、というわけではなく、口実ができるからだ。

俺は涙を浮かべた演技ふりをしながら、エロシスターの胸にダイブする。

そして泣き言を言う。

「みんなが僕の悪口を言うんだ」

「大丈夫よジョニー。みんなもお勉強すれば、ジョニーのやったことの意味をちゃんと理解できるわ」

エロシスターは俺が死体に火をつけた事を理解してくれた。

これは俺が説明したというわけではなく、街で流行病があった時は火葬にする決まりがある事と、この教会で信仰する神のおかげと言える。

この教会は、知識の神・ビブリチッタ様の教えを広める教会だったのだ。

ちょっと変な名前だなと思うものの、エニュなんたら様よりはマシである。




この教会には図書室もあり、信徒は本を読むことも出来るという。

ただし、貸し出しはしていない。そもそもあまり信徒は多くないそうだ。

人気がない理由は小難しいから。もっと簡単に、祈ったらご利益がある、みたいな神が人気らしい。

この世界には様々な神がいるらしく、カナリッジの街だけでも11どうもの教会があるようだ。

ずいぶん多いなと思うも、日本など八百万の神なんて言葉もあるし、神社や寺、教会、きっと俺が知らない宗教的施設なんて山のようにあっただろう。

そして、教会は孤児院も兼ねている。開拓村の孤児たちは一つの教会ではなく、いくつかに振り分けられるらしい。

開拓村は6つ。一つの村に6人と考えても、全部を合わせると36人もの子供たちだ。一つの施設で受け入れるには多すぎる。

そして俺は、エロシスターの教会に来たのだ。神よ、感謝します。



エロシスターは、そんな偉大なる知識の神・ビブリチッタ様の教会で育ったため、教養がある。

つまりは元孤児だ。俺も孤児だ。なんだか運命を感じる。

ちなみに、運命を司る神の教会も、この街にはあるという。祈りに行きたいが、ビブリチッタ様に嫌われたくないので我慢する。

そして、この教会のいいところは、エロシスターのエロさだけではなく、勉強ができるところだ。なんと言っても知識の神様だしな。




午後からはエロシスターに文字の読み書きを教わる。

教わるのは俺一人、女教師エロシスターのドキドキ個人レッスン♥である。

これは別に、俺がエロシスターを独占したいがために、子供たちを脅したわけではない。

みんな勉強が嫌いなのだ。俺も前世、勉強は好きではなかったが、文字の読み書きぐらいは習得したい。

それに、この世界は娯楽が少ない。文字が読めれば読書ができる。覚えて損はない。

「みんな来ないね」

「しかたないわ。今日もジョニーと二人きりね」

エロシスターが俺を挑発してくる。

しかし、残念なことに俺はまだ五歳児だ。エッチなことは出来ない。




勉強が終わる頃に、近所の人妻信徒、数人が下準備された食材を持ってきてくれる。

人妻信徒、響きがエロい。

そして、人妻信徒たちと、エロシスターに挟まれながら夕飯を作る。

そして俺の妄想が始まる。




「ああ、いけないわ神父様」

「これもビブリチッタ様のお導きです」

登場する神父様は前世の俺である。職を奪ってごめんよ神父様。でもこれ妄想だから。




人妻信徒との、エロい妄想のおかげか、時間の流れは早い。

夕飯の準備はすぐに終わり、俺の至福の時間も終わる。

その後、ろくに手伝いもせず、勉強もせず、遊び回っていた子供たちがやってきて、信徒の相手をしていた本物の神父様と一緒に、夕飯を食べる。

食べ終わった後、少しの間エロシスターとお話をして、部屋に戻って眠りにつく。




そして、週に一度の公衆浴場の日がやってくる。

普段は濡れた布で体を拭くだけ。というか開拓村ではずっとそうだった。

しかし、さすがは街と言うべきか。お風呂がある。



俺は孤児院の子供がお風呂に入るなんて贅沢ではないかと思ったが、この町の住人の大半は家にお風呂があり、好きなときに入れるという。

街に流れている川の水を、浄化の魔法具で浄化し、加熱の魔法具で温めているそうだ。

水源が近くにない街は、水を作る魔法具を使うため魔石の使用量が多くなるとか。

川があるこの街は、他の街よりもずっと安価でお風呂に入れるのだ。

魔石か・・・やっぱモンスターから取れるのだろうか。はぐれゴブリンを探しだして、ぶっ殺しときゃよかったな。




そんな公衆浴場で、エロシスターとの裸の付き合いをしようとしたのだが、エロシスターに止められる。

「ジョニーはあっちよ」と指をさす先にあるのは男湯。

「僕、シスターと一緒に入りたい」

駄々をこねる俺。

「困ったわね」と眉を寄せるエロシスターのエロい顔に興奮しながら、これは押せばいける!と思ったその時、神父様が言った。

「ジョニーのことは私に任せて、あなたは女の子たちをお願いします」

ずっと存在感がなかった神父様が、まさかの存在感を出し、エロシスターとの裸の付き合い、という大いなる夢を打ち砕くのだった・・・。



いつか女湯を覗いてやるぞ、という大いなる野望を胸に男湯へ向かう。

洗い場で、石鹸を使い、体を洗う。灰汁あくではない。固形石鹸だ。

使ってみると驚くほど汚れが出てくる。俺はこんなに汚かったのか。

自分が汚いことに、なぜかちょっと感動し、湯船に浸かる。

なんて気持ちいいんだ。今生で初めてのお風呂に安らぐ俺。

まさに天国。やっぱりここは天国だったのだ。




そんな天国のような日々も長くは続かなかった。

俺とエロシスターとの愛を邪魔する存在が現れたのだ。



「やぁシスター、子供が増えたって聞いたけど大丈夫かい?」

(だ、誰だこのイケメンは)



俺は驚愕に打ち震えるのだった・・・。

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