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異世界転生俺TUEEE~女難の冒険者~  作者: 頭のおかしな神
第一章 ありがちな転生
21/139

021, 0-11 幕間・謀略女王の謀殺

・ルクレーシャ=クロトーの謀殺



前回のあらすじ

 時代は逆ハーだ!

悪役令嬢の冤罪が解けたので、やっぱり王宮にいる王族は全員殺して、最後に王様も殺そう。

そうなると悪役令嬢も巻き込まれて死ぬのかな。まぁ、どうでもいいよね。私もそこまで悪役令嬢に興味ないよ。

といっても全員をグリゼルに暗殺してもらうなんて不可能・・・チートなグリゼルなら出来るかもだけど、別のやり方で殺す。

とりあえず噂を流すことにした。

もちろん王宮のご令嬢のお茶会に参加して、なんて方法ではなく、メモや手紙、書類の偽造なんて方法で。



王位継承権を放棄した王族も王宮に住んでいる。

王様も高齢だし継承戦も終盤、継承権を持った王族も減ってきた。

そんなときにある噂が流れる。

「継承権を放棄したと嘘をついている奴らがいる」と。

これが驚くほどうまくいった。

もともと王族が多すぎて、争い合う下地があったのだ。

東と西の公爵たちが、それをうまいことコントロールしてきた。

それが一気に崩れた。

王宮の中で血みどろ殺し合いが始まったのだ。




愛人や無関係な使用人なんかも巻き込まれて死に始めた。

これに気分を良くした私は、グリゼルに子供や妊婦の毒殺を命じた。

小さい子はあまり巻き込まれないし、争ってる人たちも妊婦を襲うのはって遠慮があった。

プニプニ好きなグリゼルに出来るかな、と思ったけどやってくれた。

私が死にかけて彼女の中でも何かがブチギレたらしい。



子供が死ぬのは私も罪悪感がある。流石に悪いな、と思った。

だから私は、胸の前で手を組んで、神に向かって聖女のように祈りを捧げる。

(どうか転生できますように)

なんと言っても私は異世界転生者。あれでしょ。死んだら転生できるんでしょ。

そんな軽い気持ちで殺しまくった。




その合間にグリゼルへ異世界知識を授けた。

隠し通路を見つけるために、エコーだかソナーだかの音波の魔法を覚えてもらったり。

音が伝わるのは確か空気の振動からだと、遮音の魔法を覚えてもらったり。

そこで、やっぱり攻撃魔法もほしいよね、と思ったけどあんまり派手な魔法はどうかと思って、ちょっと変わった魔法を覚えてもらった。



人間は電気信号で動いている。

そんな話をを聞いたことがあった。

この世界の普人が同じかどうかわからないけど。

相手の体の中の電気信号をいじれば、体を操ったり、気絶させたり、痙攣させて動きを封じたり、色々出来ると思ったのだ。

使い勝手もいいし、建物の中で使っても被害はないよね。



普通は、相手の体に直接魔法を作用させることは出来ないらしい。

魔力抵抗みたいなものがあるんだどか。

普人は10歳で魔力生成が始まり、魔力抵抗が出来てしまう。

でも魔力干渉でこれを突破でき、魔力感知で魔法を使えるようにしたり、回復魔法で傷を治したり、解毒魔法で解毒したり、支援魔法でパワーアップさせたりできるそうな。

グリゼルにはこれが出来る。

だからやりたい放題だ。

そこで出来た傀儡魔法や痙攣魔法は成功し、かなりのチート感を出している。



つまり10歳より前の子供へは、普通の魔法使いでも干渉できるじゃん。

子供の死亡率が低かったのもこれが原因だった。魔法さえ使えれば誰でも回復できちゃう。

私は早く大人になりたい。10歳以上になって魔力抵抗ほしい。と思っていた。

なんか前世でも同じように、早く大きくなりたいとか思ってた気が・・・気のせいかな。

だがいいことばかりでもないようだ。



この世界には、逆に魔力生成がきっかけで起こる、魔力汚染なんて病気がある。

毒っぽいなと思ってグリゼルに頑張ってもらったけど無理だった。

強いモンスターの魔力特有らしくて失敗した。

そもそもこの病気、魔法が使えて魔力コントロールできる人には効果がないそうな。

これは、この世界の知識だしね。



そんなふうにグリゼルをパワーアップしていった。




子供が死んで、争いに拍車がかかり、多くの者達が巻き込まれていった。

そこで王族を恨む者たちがいたので、助けてあげることにした。

なんと言っても私は可愛い聖女様。カワイイは正義!私は正義!!

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