表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生俺TUEEE~女難の冒険者~  作者: 頭のおかしな神
第一章 ありがちな転生
2/139

002, 1-01 奪われた幸せ

前回のあらすじ

 チュンチュンチュン

「今日から三歳ね」

幸薄そうな女が俺に話しかけてくる。

近くにいる優男が俺の頭をなでている。

ここはどこだ。困惑する俺。




俺には家族がいた。父と母、妹と俺で4人家族だ。

父と母との関係は良好だが、妹とはよく喧嘩をした。兄妹などそんなものだ。

それでも俺は妹を大事に思っていたし、両親も大事に思っていた。家族も俺を大事に思っていてくれただろう。



俺には友人がいた。親友と呼べるような奴らじゃないが、毎日つるむ友達だ。

学校帰りに遊びに行き、たまにクラスの可愛い女の子も交える。楽しいひと時だ。



きっとそういう日常が、幸せというものなんだろう。

そう、俺は幸せだったのだ。



「きゃーーー」

通学途中に後ろから悲鳴が聞こえる。

振り返ると真っ赤なスポーツカーが歩道に突っ込んできて女性を轢き、こちらに向かってきた。

そこで俺の記憶は途切れていた。




「どうしたの?」

幸薄そうな女が俺に問いかけてくる。

だが俺は、それに応える余裕がない。

俺は幸せだった。それを奪われたのだ。



殺しやがって・・・。よくも俺を殺しやがって・・・。

俺は怒りに震えていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ