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異世界転生俺TUEEE~女難の冒険者~  作者: 頭のおかしな神
第四章 家出令嬢と痴女銀狼
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102, 0-60 幕間・家出令嬢の憂鬱

・セリーナ=ハルフォードの憂鬱



前回のあらすじ

 子作りしませんか?

ジョニーはわけのわからない憶測と、銀狼族という種族について語る。

(やはりジョニーは変人だな・・・)

ゴブリンハーレムなどという発想は常人には思いつかないだろう。

しかし、ヘルガが銀狼族という種族なのは合っていたようで「知ってたなら早く言ってくれよ~」とジョニーに身を寄せる。

ジョニーは「セクハラは最低だぞ!!」と騒ぐ。

(ヘルガのアピールはセクハラだと思われていたのか・・・)

仲裁のためかギルド職員の男がやって来た。

「一体何を騒いでいるんですか?」

「この女が―――」

「ぐはっ!!!」

「ギ、ギルマス!?」

ギルド職員は血を吐き倒れ、ジョニーが駆け寄った。

冒険者達も集まりだす。

ジョニーは回復魔法を使っているのか腹部へ手をかざしている。

「大丈夫ジョニー?」

(あれは・・・)

昨日暴言を吐いていた女が心配そうに問いかけている。

「とりあえずは大丈夫だが、休息が必要だろう・・・」

ジョニーがそう言うと、冒険者たちがざわめく。

「ギルマスがいないとどうなるんだよ・・・」

「新しい職員が来るんじゃないか?」

「求人を出しても人が集まらないって話だぜ」

「どうするんだよ!」

そんな冒険者達をジョニーが一喝する。

「そんな事より今はギルマスだ!!ビブリチッタ様の教会へ運んでくれ」

「ああ、そうだな」

「俺も手伝うぜ」

「わ、私が付き添います。任せてジョニー!!」

「ああ、がんばれ」

(職員が一人倒れただけでこのギルドは機能しないのか?)




ギルドを出て帰る途中、ジョニーが振り返って言った。

「金はもうあるだろう。宿屋に泊まれ」

「今後のことを話し合う必要がある」

「今後?」

「ギルドの様子がおかしかっただろう」

「この街のギルドは、ギルドマスターが一人で支えていたからな」

「なぜそんな体制なんだ?」

「俺は知らない」

先程の悲しげな顔を思い出し、これ以上の質問は控えることにした。

ジョニーにも知らないことはある。



家に帰るとジョニーは近所へ挨拶に行くと出ていった。

「腹減ったな~。アタシが飯作ってやろう」

ずいぶんと言葉遣いが変わったヘルガが調理を始めた。

私はとりあえず革鎧に浄化の魔法をかけるが―――。

(何も出来ることがないな・・・)

何かないかと考え、風呂場へ行く。

魔法具を起動し、お湯が溜まるのを眺める。

「入るのか?」

「ジョニー、戻ってきたのか・・・」

「ああ」

「私は後でいい。先に入ってくれ」

「そうか」

私は椅子に座ってジョニーを待つ。

風呂から上がったジョニーは掃除を始めた。

ヘルガは料理を机に並べる。

ジョニーが今朝作ったスープの残りと、パンに具を挟んだ料理。

一口噛じれば香辛料とマヨネーズという調味料が絡み合い、野菜と肉の旨味を引き立てているとわかる。

「二人共料理が出来るのか・・・凄いな」

「集落でも作ってたかんな~」

(私は、戦うこと以外はまるで駄目だな・・・)




入浴後に部屋を見ると物が減り、スッキリとしている。

旅準備をしていたのか・・・。

「街を出るのか?」

「そうだ」

「旅に出るんだな」

ずっと領都の隣にいるわけにも行かないしな。私もジョニーに付いて行こう!

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