いっらしゃいませ。
僕はこの通りの先にあるカフェでアルバイトをしている21歳大学生の戸川健二
今朝もモーニングからのシフトに入りお客様を迎える。
7時になったので、OPENの看板を入口に置き、モーニングタイムのスタートだ。
今朝、一番のお客さんがドアを開けたので『いっらしゃいませ。』と声をかける。
平日のモーニングタイムで必ず来店してくれる30代前半 サラリーマン男性の森下さん。
この近くの会社で営業の仕事をしているらしい。
僕『いっらしゃいませ。ご注文はいつもの野菜サンドとアイスコーヒーでよろしいですか?」
森下さん『あぁ、いつものでお願い』
僕『ありがとう御座います。それではセット価格で400円となります。』
森下さん『そうだ、今後うちの会社が企業展示会を開催するんだ。ここからも近いし、よかったらこの入場券をあげるよ。』
僕『ありがとうございます。就職のこともあるので是非、行かせていただきます』
そんな会話を進めているうちに、森下さんの注文したメニューが出来上がりトレイののせて森下さんにお渡しする。
僕『ありがとう御座いました。』
このカフェでアルバイトをして今日で半年が経過する。
『いっらしゃいませ』から始まるお客さんとの会話は、その人を知れる機会となり、カフェ店員をしていて楽しいと思える瞬間でもある。
もうすぐ7:30、そろそろモーニングのお客さんで混んでくる時間だ。