絶対に笑ってはいけない軍 引き出しネタ 対セレジア
<セレジアの部屋1455時>
セレジアはデスクの引き出しをそっと開けていく。1、2個目は何も異常はなかった。だが、3つ目を開けると……。
「なんですの……これ?」
そこには「セレジア・アンデルスタ」と書かれた黒の表札がおいてあった。
一見何の変哲もない表札。セレジアはそれを手に取ろうと、右手を伸ばした。
「!!」
セレジアの指が表札に触れる瞬間に、異変に気がつく。
「随分熱いこと……」
表札があっつあっつに温められていた。おそらく、70℃くらいはあるだろうか。
「危ないですわね……」
<同刻ジュリアの部屋>
「くっそ触れろよ!!」
「残念だったな」
「まあいい、もう1仕掛けあるから」
<同刻セレジアの部屋>
「まだありまして……」
セレジアは最後の引き出しを開けようとするも、予想以上に重かった。
それを慎重に開けると、そこには、小さな金属でできたなにかが、びっしり詰められてあった。
それは、ドリルだった。木や鉄板などに穴を開けるためのドリル。その先端部分だけが、約100個ほどあった。
「……………………」
<同刻ジュリアの部屋>
「はははははは!!」
「よく集めたよな……こんなに……」
「でも笑わねえな……。いいや、押せ!」
「あいよ」
ダンテは手元のボタンを押した。
それと同時に、ジュリアは例の格好で部屋を出て行った。
<同刻セレジアの部屋>
「デデーン。セレジア、アウト」
放送がかかり次第、セレジアは抜刀する。
そして、誰かに開けられる部屋のドア。もちろんジュリアだった。
が、その手にチャンバラ棒は握られていなかった。その代わりに持っていたのはなんと……吹き矢だった。
「…………原点回帰……ですの?」
「まあ、そんな感じ」
ジュリアはそういうと、吹き矢を一発吹き、セレジアに矢を飛ばす。
セレジアは刀を振るとそれを弾いた。
ジュリアは負けじと何本も何本も吹き矢を吹き、セレジアを攻撃する。
セレジアはめんどくさくなったのか、刀を止め、《排他》で身を守った。
《排他》で防がれた吹き矢が床に落ちていく。ジュリアはそれに飽きたのか、最後の一本を《加速》させて吹いた。
セレジアはその攻撃に刀を大きく振り、弾きかえすことで対処した。
弾かれた吹き矢はジュリアの方へ向かった。
「あぶねっ!!」
ジュリアは《排他》して身を守った。
「懲りまして?」
「誰が懲りるか!! 大晦日に俺の部屋集合な!! これ着てこいよ!!」
「またですの?」
ジュリアは何かをセレジアの部屋に置いていき、出て行った。




