みんな揃ってのクリスマス会スペシャル!! 中編2
正解は……なにも仕掛けてないでした!! どうだまいったか!!
うるせえ、文句言うな!! 何もないのにビクビクする2人(3人?)をゆっくりご覧ください。
俺たち4人は、食事をある程度すませた後、ゲームを始めた。豪華にモニターを4つも並べ、セレジアにいたずらした例のFPSゲームを4人対戦でやった。
「なんで私のモニターだけ割れていますの?」
「ハンデだ! ハンデ! なんなら片手でもいいんだぜ?」
「さすがに勝負になりませんわ」
セレジア&フレインチーム VS ジュリア&ダンテチーム で対戦。
まあ例に漏れず俺とダンテはモニターに向かい罵詈雑言をモニターにぶつける。ひどい時は盤外戦術ならぬゲーム外戦術でセレジアやフレインのコントローラー操作を邪魔した。だが、セレジアは俺の邪魔を華麗にかわし、プレイに影響させなかった。
フレインはこのゲームをやったことはなく、操作もたどたどしかった。選んだ武器はスナイパーライフル。つまり、隠れたり逃げたりフレインらしい戦い方(?)をしてた。
勝負はセレジア&フレインチームの勝ち。セレジア1人にも俺たちは勝てないので妥当といえば妥当。負けが決まった瞬間に俺はセレジア相手にコントローラーを投げつけるも、《排他》で防がれた。
セレジア VS 他3人 で対戦。
それでもセレジアに勝てなかった。
「ええい!! ゲームはやめだ やめ!」
そういい、俺はいきなり立ち上がった。
突然の動作にフレインはビクッとして警戒したり、セレジアは俺の方向に視線を向け注意を払った。
(いい具合に警戒してるなwww うけるww)
俺は部屋を出て行った。
「何しに行ったんだ? あいつ」
「さあ……存じませんわ」
「…………」
そして俺は、あるものを持ってきた。それは……麻雀卓と麻雀牌だ。
「今度は麻雀やろうぜ!」
ということで、麻雀大会がスタート。全員ルールは知った。ダンテはともかくセレジアもフレインも知ってたのは案外意外だった。
「まって……一応、牌に細工がないか確認させて……」
フレインが疑う。
「ああ、どうぞ! ゆっくりご確認くださいな」
俺は大げさに言う。その反応にもフレインやセレジアは怪訝な表情を見せた。
ダンテの表情は……怪しさが半分、「もしかしてこいつ何も仕掛けてないパターンか?」が半分って感じだった。
牌を規則的に並べて確認するも、何の異常も見られず。
今度こそ麻雀大会はスタートした。
依然、4人はこの姿。