表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/103

風邪ひかせ 対???? 中編


 セレジアは体を洗いに行った。


 フレインは俺とダンテではさみ込む形にして、逃がさないようにしている。


 いつ《加速》で逃げられるかわかったもんじゃねえ。まあでも、風呂場で能力を使うのはマナー違反だから、フレインもそうそう簡単に動術を発動できないが。


 俺? そんなマナー知ったこっちゃねえよ。《加速》されたなら《加速》で追う! 当たり前じゃねえか。


 セレジアが体を洗ってこっち来るまで時間でも稼ぐか。来たら、セレジアも巻き込んで水風呂作戦よ。



「フレインよお、なに恥ずかしがって体隠してんだよ! もっと堂々としろよ!」



「えぇ……」



「どこのおっさんだよ」



「ダンテだって、そのでけえ胸見せろよ! 視聴者のみなさんが見たいとおっしゃってるぞ!」



「とんだセクハラ野郎だな。モザイクはちゃんとかけるんだろうな」



 ダンテはそう言うも、別に胸を隠したりはしてない。直視しなくてもわかるこのボリューム。ほんとたまんねえな!



「それに比べてフレインのは……」


 フレインに話をもどす。フレインの体は全体的に細身で、スラリとしてる。胸は…………大きくはないくらい。



「……見ないでください…………」



「いいだろ、減るもんじゃねえし」



「減るよ…………」



「まあ、ジュリアよりはあるからいんじゃねえの」



 ダンテが余計なことを言い出してきやがった。



「うるせえ! 成長中だって言ってんだろ!」



「何を持って成長中って言ってんだ? もう成長が止まってるかもしれねえだろうが」



「いいや成長してるね!! 触った感じでわかるぞ!! 余裕でわかる!!」



「触ってるのか……」



「……………………触るもんだろ!!! おめえは触んねえのか!? あ? フレインは!! 自分の胸くらい触るだろ!!」



「別に。ブラつける時くらいだろ」



「…………私も」








「…………そっか……………………」









「じゃあ、そろそろ……」



 フレインが風呂からあがろうとするそぶりを見せた。



「待てよ、フレイン。水風呂勝負がまだだぞ」



 俺はフレインの正面に回り込み、進路をふさいだ。



「えぇ……本当にやるの……?」



「やるっつってんだろ!! そうだ、フレイン。お前、兵舎棟の裏庭にトマト植えてるそうじゃねえか」



「なんでそれを…………」



「もう真っ赤な実をつけてんじゃねえか」



「……………………」



「せっかく育てたのに、枯らしたくないよな? 掘り起こされたくないよな? 燃やされたくないよなあ?」



「……………………」




 その時、セレジアが体を洗い終わって、湯船の方へ来た。



「おうセレジア、四人で水風呂対決しようぜ! おめえが勝ったらフレインが今度手合わせしてくれるって!!」



「ほんとですの? よろしくてよ」



 あっさり乗るセレジア。あいつ、フレインと戦いたがってるのはしってるから、チョロいもんだぜ。



「行くぞ、フレイン」




「えぇ…………えぇ…………」



かくして四人は水風呂へ。




あ? 挿絵がないって? うるせえ!


美女四人が裸なんだぞ! 超サービスシーンじゃねえか!! てめえの脳内妄想で補いやがれ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=oncont_access.php?citi_cont_id=406226387&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ