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FPS 対セレジア 前編

 はい、視聴者の皆さん、こんばんは。今日もどんどんドッキリかましてくぞお!


 ちなみに前回の再生数は28再生。フレインのレアな服装を見れて、◯◯◯したやつもいることでしょう!






 今回のターゲトはセレジア。


 今、「今回」って言ったがあれは嘘だ。3ヶ月前くらいにセレジアが入院してたときに仕掛けたドッキリについて教えてやる。



 フレインはいいとして、セレジアだって任務で負傷するなんて相当珍しい。ダンテと茶化しに行ったら、その時にフレインもいた。その時が、俺がフレインと初めて会った時だ。ダンテも。



 セレジアの趣味なんだが、「強い相手と刀で戦うこと」だって。……それって趣味か?

 まあ、趣味らしい趣味なら、ビデオゲームだ。なぜか正座で。ジャンルはFPS。まあ、根っからの戦闘狂なんだろ。怖い恐い……。



 右肩にがっつり刺し傷をつけられたセレジアは、入院中もゲームをやろうとして、医者に止められた。右肩は絶対安静だって。



 そしたらセレジアは、


挿絵(By みてみん)


「右手を使わなければよろしいのですよね?」



 とか言って、コントローラーを左手だけで操作して、ゲームしやがった。んなことできんのかよ……



 それを俺は知って、ちょっとひらめいたのよ。



 以下回想!


『この番組はターゲットに人道的なドッキリを仕掛けて、それを撮影、編集し、非公式電波に乗っけて放送するという形でお送りいたします』










<兵舎棟ジュリアの部屋1210時>



「セレジアのゲームのアカウント調査と、ゲーム2式、ゲームの操作ツール、五時間以内」



「こみこみで50万」



「買った」


 

 俺とダンテはセレジアをゲーム内でからかうことにした。




●今回の作戦


「セレジアをゲーム内でコテンパンにして、動揺させる」







三時間後……



 ダンテは、俺の部屋にゲーム本体×2、ディスプレイ×2、セレジアの病室に仕掛けた盗聴器の再生スピーカーそれらを用意した。



「準備完了。おいジュリア、こいや」



 俺とダンテは、セレジアがやるFPSゲームを四時間くらいぶっ通しでやりまくった。まだ、セレジアとは関わらないでやってみた。これが中々面白くて、割とはまっちまったw。





俺  「はあ!? なんであたんだよ!!」



ダンテ「あ? 今のうぜえ!! ぜってえ◯す!」



俺  「ぞろぞろいすぎなんだよ!!! ウジムシかよ!!」



ダンテ「はあ、萎えるわ…… ふざけんなよ!!」



俺  「早く来いや!! 来いって!! ああああああうぜえええええ!!!!」



ダンテ「煽んなや!!! ああ、切れたわ……」




 四時間ずっと暴言吐きまくってたら、喉が痛くなった。ダンテも最後の方には声が掠れてた。







 <翌日、セレジアがいつもログインする時間帯>



「で、セレジアのアカは?」



「アカウント名はMAKIGAMI、ゲーム内のキャラはCHOCOBAKEって名前だ」



「MAKIGMAI? まきがみ、巻き髪……それって、エイシェ国(敵国)がセレジアにつけてる通称だよな……。気に入ってんのかな……。まあいい、探すぞ!」


 CHOCOBAKEってのはわかんなかった。チョコベイク? チョコ焼いてどうすんだ?



 俺とダンテは違法操作ツールで、セレジアのキャラを探し出して、強制的に俺たちのキャラとマッチングするように設定する。垢BAN対策も問題ない。



 で、早速二人で、セレジアをボコボコにしてみた。もう爽快だったね。左手だけで操作していて、動きがぎこちなくて、不利な相手をいたぶる……最高だね!



「なんですの、この二人……、しつこいですわ……」



 盗聴器から聞こえてくるセレジアの声。うけるww


 その後も、なんども、セレジアを何度も殺しまくった。でも、セレジアのやつ、ゲームをやめたりはしなかった。



もちろん後半へ続くぞ、当たり前だろ!

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