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サボリーマン珍太郎   作者: ケリーバーン
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あとがき

あとがき


ある調査によるとサラリーマンは日本の労働人口の8割を超えると言われております。

しかしながら、サラリーマンの仕事が何なのかと言われて具体的に答えるのは非常に難しいのではないでしょうか。

サラリーマンの中には銀行員もプログラマーも、なおかつ珍太郎のようなグラフィッカーも管理セクションの人間も、よくわからない職種の人達も、管理職も平社員もいて、各々の仕事は社会的に見れば非常にブラックボックスな世界であるといえます。

そのような中で多くに共通する想いとしては生活をしなければならない、さらには生活を守るにはサラリーマンになるのが一番だよと周りやメディアからおしえられ、好き嫌いに問わずサラリーマンという道を選んだ、そのような人も多いと思います。

もちろんそのように選んだ、もしくは幼い頃からサラリーマンを夢見て選んだ人達の中には夢を掴み、生き甲斐を見つけて、日々を邁進している方々がいます。

筆者自身もそのような人達を尊敬していますし、そういった人たちが日本の社会を支えていると言っても過言ではないでしょう。

しかしながら、サラリーマン生活がそんなに順調にいくかといえば、そんなにうまい話がないのも現実であって、何かに折り合いをつけながら日々を生きる、そういった人達もまたいるのです。

筆者自身も夢の一端のつもりで会社に入り、その中で挫折も味わい、それでも何とか日々を楽しく生きてやろうと思っている人間の一人であります。

そんな筆者は日々kotowariというバンドでロックし続けているのですが、それでもサラリーマンです。

サラリーマンとロック、正反対に見えるものの中で苦しむ事も多く、自分は何のために生きるのだろうと、自問自答する日々もありました。

その中で自然に浮かぶ言葉、そういったものを形にする手段、それは小説だったのです。自分の生きた証を、特に劣等の何かを残さなければならない。

しかし、曲は書けるけど、小説?と正直できるはずもないと思ったものです。

そんなとき、中島らものエッセイで、書きたいと思った人はまず理屈を学ぶのではなく衝動で書きはじめるといった言葉を聞き、自分が初めて音楽を作ったときの事を思い出したのです。

今では発想を音楽として然るべき形に作る手段をある程度わかってると思っている自分ですが、作り始めた当初はそうではなかった。

そんな事を思って別に人生の経験をある程度、適当に書いてもいいんじゃない?誰も傷つかんしと思って、最初の導入という回を書きました。

そうしたところ各所からの激励と反響もあり、今まで駄文を書き続けてきた次第です。

今まで読んでくれた皆様には感謝以外のなにもありはしません、さらにはどうしようもない俺と日々嘆く方が読んで、まあいいやと思っていただければこれ以上のことはありません。

世の中には珍太郎のようなサボリーマンもいて、クズと狭い社会で罵られ、生きていることもあります。

しかしながら自分で何かを成し遂げようという意志があれば、世の中は変わっていくと筆者は信じます。

さらには挫折に飲み込まれて、生きる道を失ったと思ったとしても楽しいこともまた山ほどあるのです。

くだらない仕事のあとに、山芋のかかったマグロが美味しかったりするように、幸せは常に隣り合わせです。

全てのサボリーマン、辛リーマンにこの小説を捧げますといってこのあとがきを終えさせていただければ幸いです。


生きようとするものに幸あれ。


ロックバンド kotowari

kelly

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