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サボリーマン珍太郎   作者: ケリーバーン
42/53

第41話 珍太郎凱旋3

思い出の浅草を後にすると、都営浅草線からの京成線直行ルートで立石へと向かう。


電車でたった10分乗り継ぐだけで、飲み屋の天国にたどり着くとは、下町は罪深いものだ。


昼に差し掛かる時間にコーヒーを飲みながらぼーっとしてるとあっという間に街へと辿り着いてしまった。


渋いガード下のような商店街は昭和のまま、珍太郎をはじめ、飲兵衛たちを優しく包み込んでくれる。


まずは、腹ごしらえと寿司屋を見つめる。


「なるほど、6人待ちか、ラッキー。」


携帯をいじりながら、待っているとすぐに呼ばれてしまう。


カウンターに案内され、すぐに辺りを見回すと、どうやら瓶ビールを片手にやる事が暗黙のルールになっているので、したがうことにした。


「瓶ビールといか、たこ一貫ずつください。」


珍太郎はまずいかとたこから食うことをルール付けている。


基本的に脂の少ないものから食べていくのが江戸前の基本かなと彼は考えていて、それがもたれたり、海鮮の臭いが腹にたまらない、そんな昔からの知恵と考えているからだ。


いかとシャリの甘みのコントラストを一気にビールと流す、これぞ飲みの王道ではないか、

贅沢な休日はまだまだ続いていくのであった。

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