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サボリーマン珍太郎   作者: ケリーバーン
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第40話 珍太郎凱旋2

本当に美味しいもつ煮込みはテンプレート化されていないものだ。

マクドナルドのハンバーガーは形、味共にある種一つの塊のようで、

ああいった食べ物は、それがおいしいかもしれない。


しかし、もつ煮込みはそういうものと正反対が良い。


ざく切りにされたもつと、不揃いに浮き上がってくる脂、

それに切れ目が曖昧な豆腐でも入っていて、少し箸を入れると、

汚いカウンターがさらに汚れてしまうくらいのものがいい。


浅草のホッピー通りで食べれるような煮込みは、まさにそういったもので、

やはりアナログな食事には情や思い出が宿るのだから不思議なものである。


あの日珍太郎は次のプロジェクトの話をしていた。

友人に対し、ちょっと自慢気にそのプロジェクトの絵を描ける名誉を

もつ煮ととともに話していたのだ。


その次の日だろうか、役員に呼び出され、今の立場に堕ちる事となったのは。


その悲しい思い出もあり、ここにはもう来ないと決めていたのにな。。


しかし人生の苦みもまた美酒には欠かせないものだ。


だけど、哀しすぎるよね。

まだ一軒目、街をかえても良い。下町は大抵昼から飲めるのだから。

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