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徒然枕物語 肆  作者: 緋和皐月
2/16

間違い

 

 1人にしてよって騒いでも

 自由を返してって訴えても

 その声を、誰も聞いてくれない


 必要の無い、お節介

 うわべだけの優しい(ことば)

 気色の悪い、作り笑い


 要らない

 あたしには、要らない




 誰か助けてって言ったとしても

 淋しいよって喚いても

 その声を、誰も聞いてはいない


 会話すら無い空白の時間

 酷く冷たく、取り巻く孤独

 貰える言葉は、鋭い刃


 なんでも良いから、優しくしてよ

 この僕を



 余り過ぎたこの重みに

 潰されそうな少女は叫ぶ


 誰かの愛に飢えながら

 哀しみで満ちた少年は願う




 世界を侍らすこの世の神は

 世界に生きる生き物に


 与えるものを、間違えたのか?


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