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徒然枕物語 肆  作者: 緋和皐月
14/16

待ってるよ

 まだかな まだかな

 あなたは いつ帰ってくるかな


 遠いところで お散歩するの

 そんなに 楽しいのかな

 それなら わたしも

 連れてってくれたら 良かったのに


「おともだち」も増えたし

「なかよしさん」もいるし

 全然 1人じゃ無いけれど

 でも やっぱり あなたが居ないと寂しいや


 ねぇ まだ 帰ってこないの?



 あなたは いつも1人で居なくなるんだから

 もう なんで わたしも連れてってくれないの?

 良いよ 良いよ もう別に 拗ねちゃうから

 べーっだ! あなたのことなんて もー知らないんだから

 ……寂しくなんか、無いもん



「おともだち」から聞いたけど

 あなたは今 1人で お星様の向こうに居るの?

 とっても とっても 遠いのね

 手を伸ばしても 届かない


 ねぇ 1人で 寂しく無い?


 わたしは 寂しいよ

 寂しくて なんだか眠たいよ




 ……あれ? なんだか体が軽くなったよ

 これなら あなたのところまで走れるかな



 待っててね ご主人様

 今から あなたのところへ駆けるよ


 尻尾を振って叫ぶから 見つけて欲しいな

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