表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
徒然枕物語 肆  作者: 緋和皐月
13/16

寄り道

 ねぇ


 君はいつも無理をするけど


 雨降る夜も

 晴れ空の下でも


 無理に上を向かなくても、良いんじゃない?



 下を見て

 転ばないようにするのも


 横を見て

 危険を遠のかせるのも


 真っ直ぐ前を見て

 不安を受け入れるのも


 どこを向いたって良い

 どこに行ったって良い

 どこで転んでも良い


 だってどれも、大事なことなんだから



 孤独な自分を抱きしめて

 優しい星明かりのした

 1人で静かに泣いても良い


 張り詰めた緊張を解いて

 柔らかな月明かりのもと

 誰かの隣で泣き喚いても良い



 良いんだよ


 良いんだから


 だってそれが人間だろう



 だからさ



 たまには

 寄り道して、帰ろうよ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ