オルドラ魔術大学
概要・設立
オルドラ市国に設置された魔術の教育機関。神帝歴45年建学。
建学や運営における資金はすべて神帝オーリの私財と各国の貴族からの寄付、学生の授業料によって成り立っている。学の独立を標榜したメカリア、ロッソア、ヤパニアのいずれの国家にも属さない最高学府である。
魔術大学の名の通りに4大要素の魔術を始めとして、鍛冶、大工などの職人になるための実用系魔術や、聖職者になるための神学系魔術まで魔術に関するあらゆることを教育している。
建学にあたって、女帝シーマからオルドラ市のおよそ半分を寄贈されており、学内に実技場などを複数保有する極めて広大な教育機関である。
入学方式
定員数はとくに設けられていないが、各学部20名前後であることが多い。
入学方式は選抜試験制度で、実質倍率は例年10倍から15倍となっているが、定員が設けられていないために合格者が極端に少ない場合は150倍を超えたこともあった。
いずれの学部に属するにしても、4大要素いずれか複数の素養が必要であり、中級魔法が使える程度の魔力を要求される。
世界最高学府の名に恥じぬ狭き門である。
入学資格
年齢制限はとくに設けられていないが、ロッソア魔術大学、メカリア魔術大学、ヤポニア魔術大学のいずれかの大学を卒業している必要がある。
卒業要件
4年以上の通学し、制定された単位をすべて取得する必要がある。
学部
魔術学部(火、風、水、土魔法全般)
技工学部(実用技術系魔法全般)
神学部(聖職者)
教養学部(魔術回路、魔術構造など構造系)
初代学長には神帝オーリ自らが就任。技工学部長にシーマ、神学部長にシューゼン、魔術学部長にイルギィス、教養学部長にトゥーリが就任。パーティが全面的にサポートしている。
学生寮
オルドラ市国の立地的な理由により所属する学生は例外なく寮に住むことが義務付けられる。
12の寮がオルドラ市内に設置されている。
歴史的意義
教育機関の設立は、神帝オーリが提唱した内政面における制度の中ではもっとも効果が高かったもののひとつと言える。
本書を始めとした歴史書の編纂も教育を目的として開始された。
各国の教育制度を均一化したことの影響も大きく、魔術の水準は大きく引き上げられることとなった。
評価の分かれる項目
・入学試験制度
それまでの通例では推薦による入学を制度としてきた。しかし、神帝オーリはこの推薦制度を全廃。自らが庇護していた3王子ですら入学試験を経て魔術大学へ入学させた。当初は入試方法の混乱や入学方法変更の周知が遅れたこともあり、貴族から強い反発が起きた。オルドラ魔術大学に対して一部貴族が寄付を拒否する事態に発展。神帝オーリはこれに真っ向から対立し、寄付を拒否した貴族をすべて取り潰した。
・制服の制定
服装については魔法とはなんら関係がなく、またそのとき定められた服装が教育上ふさわしくないのではないかとの理由から強い反発があった。しかし、神帝オーリが私財で制服を無償化するなど積極的に推進し、最終的には教育の完全平等化を推進する上では必要不可欠との理由から、着用が義務付けられた。神帝オーリがもっとも強く要望した項目だが、いまだその真意は不明確である。
(『神義定款』:オルドラ魔術大学)




