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犬であること  作者: こう
1/3

始まり

ご主人様と散歩に来た。クルマに乗って河原へ来た。僕はもう走り出したくてご主人様にはや紐を外すようお願いする。でも、ご主人様はなかなか外してくれなくて、それになんだか元気がなさそうだ。どうしたんだろう。僕はご主人様の顔を一舐めした。

「ありがとう、レオ……。レオにもわかるんだね。ごめんね」

僕が舐めるといっそう悲しそうな顔をする。

「ごめんね、レオ」

もう一度呟いて、僕の紐をはずしてくれた。

僕は嬉しかった。嬉しくて走り出した。しばらく走り回って、ふとご主人様を見た。どこにもいない。いつも僕を呼ぶ声が聞こえない。僕はまあいいかって、また走り出した。走り続けてくたびれた頃に、ご主人様に会いたくなった。匂いをかいで探す。クルマがあった場所で匂いが途切れていた。クルマもない。ご主人様どこにいるんだろう。見つからない。ずっとずっと匂いを探した。

あぁお家に帰りたいな、僕はそう考えながら少し眠ることにした。今日は走り回って疲れたんだ。横たわって眠る。首が痒い。脚でかこうとして、いつも首についているものがないことに気付いた。嬉しいな、僕嫌いなんだ。苦しいし、痒くなるんだもん。僕は幸せな気持ちになって、深い眠りについた。

朝、眩しくて目が覚めた。お日様の光だ。僕、外で寝るの初めてだ。また嬉しくてなって走り回る。でもなんだかお腹が減ってご主人様に餌をもらおうと思った。あ、ご主人様いないんだった……。どこに行ったんだろう、いつ迎えに来てくれるんだろう。

僕はとりあえずご飯を食べようと食べるものを探した。

ちっちゃい走るものがいて、捕まえようとした。でも早くてなかなか難しい。お家の庭でみた、鳥もいた。でも、捕まえられない。僕はそうやって1日を過ごした。



僕犬だからさあ

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