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なんで二択しかないのよ! あ、でも選択肢を狭めたのは自分です 3

 涙を目にいっぱいに貯めて走り去って行ってしまったオリヴィア。私が悪いことをしてしまったような気分に否応なくさせられる。私の彼女を警戒する態度が表に出ていたというのは私の落ち度と言えば落ち度なのだろう。でも、それって仕方なくない? っていう想いを私自身捨てきれない。


 だって、彼女は、ブルスプのライバルキャラであるオリヴィア・フロスト。そして私は、なぜだか知らないけれど、ホリー・ヴァレンティノなのだもの。ゴウィン・ニールと私の距離が近くなると、ライバル・キャラとして、私に酷い仕打ちをするのだもの。喉が潰れてしまう毒薬。音芸部で歌姫としての地位を気付いてからは、取り巻きと一緒に私を人目のつかないところに連れ出し、容赦ない言葉と、そして巧妙な暴力を浴びせる。貴女に警戒心を抱かない方が無理じゃない。昨日、音芸部で知り合ってしまったのは仕方がないにしろ、どうして私とお昼を食べようなどと誘ったりしたのよ。


 ゴウィン・ニールとの恋愛フラグを完全に避ける保証がない限り、オリヴィア・フロスト、私は貴女と相いれない存在なのだ。確かに、オリヴィア・フロストを恐ろしいものを見るような目で見ていた。それは私が悪いんじゃない。貴女が悪いのよ…… いや、今の貴女が悪いとは言わないにしても、少なくとも、未来の貴女が悪いのよ。




 そう納得しようとするけれど、すっきりしない。自分自身を正当化しようにも何か足りない。何か心に引っ掛かった。


 魚の骨が喉に引っ掛かっているような、どうもすっきりとしない一人だけの昼食を終え、私は校舎へと戻る。そんな中、自分のクラスの教室へと戻る最中、私は見てしまったのだった。


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