のろけ
ピンポーン♪
「はい、はーい。」
癒亜が部屋の扉を開くと、涼悟と美斬がいた
「やっほ!癒亜、元気だった?」
「あ、お帰り!こっちは元気だったよ。二人とも、上がって!」
『おじゃましまーす !!』
涼悟と美斬は部屋に入った
「よっ、翔兵。元気だったか?」
「…んな訳ねーだろ…。」
部屋に入ると、翔兵がテーブルにカードを広げて宵闇とゲームをしていた
翔兵の夏休みの殆どは補習授業で潰れていたらしい
さらに、夏風邪をひいて先日まで寝込んでいたという
「ふぅん。大変だったね。」
「もう、大変どころの話じゃねーよ…。」
「じゃあ、癒亜はずっと看病してたのか?」
「うん。まぁ、暇だったからね。」
癒亜は成績優秀なので、補習授業なぞあるわけもなく、宿題は夏休みの前半で終わらせ後半は、翔兵に勉強を教えたり看病をしていた
治架は治癒属性だが、外傷は治せても病気を治すことは出来ない
「なんとかは風邪ひかないって言うのにな。」
「うっせえ。お前らはどうだったんだよ?」
「そうそう、ずっと気になってたんだよね~。」
「涼の実家に行ってたよ~。すごく楽しかった♪」
そう言い、涼悟と美斬は実家での出来事を翔兵と癒亜に話した
何故か二人は、終始ニヤニヤしながら聞いていた
「まあ、要するに親公認で付き合ってんだな。」
「おめでとう♪二人とも、いつ付き合うのか気になってたんだけど…、いつからなの?」
『あたしも聞きたいぃ~♪』
「えぇ !? ///」
「マジかよ…。」
美斬と涼悟は、何とか話すまいと話をそらそうとしたが、癒亜と治架に負け、しぶしぶ話した
「美斬…、本当に良かった。涼悟なら大事にしてくれるよ。て言うか、大事しないと怒るよ。」
「安心しろ、その時は俺の銃で蜂の巣にしてやるよ。」
「あはは、ありがとう。」
「わかってるよ、先輩。」
その後も四人は仲良く談笑した
癒亜と翔兵ののろけ話や、夏休みの学園の様子など、気がつけば一時間たっていた
「あ、もうこんなにたってたんだ。そろそろ私達、霖華達のところに行くね。」
「あ、本当だ。霖華達もきっと待ってるね。」
「じゃあな。…っと、翔兵。お前、今年の学園祭の『アレ』出るのか?」
「いや、面倒くせぇからでねぇよ。勿論、癒亜もな。」
「そうか。」
会話を終えると、涼悟と美斬は大和と霖華の部屋に向かって行った
続く…
はい、今回は全体的にのろけてましたね
イチャイチャしやがってリア充が…(血涙)
さて、涼悟が言っていた『アレ』とは?
もうちょっと後に説明します
次回もお楽しみに !!
あ、あと
この物語のキャラで描いて欲しいキャラとかいますか?
ご希望があれば感想などでどうぞ!