到着
涼悟達は今、鬼龍家の門の前に立っていた
「2週間、ありがとうございました。」
「いいのよ。また来てね。どうか、お元気で…。」
「父さんと母さんも、元気でな。また来年、美斬と帰って来るよ。」
「ああ、首を長くして待ってるぞ。」
「あたしも帰って来るよ !!」
『奥様、旦那様、御世話になりました。』
こうして、三人と三匹は鬼龍家を後にした
学園付属寮 ―――
「着いたー !!」
「あー、やっぱ飛行機は肩こるな…。」
『エコノミーですからね。』
『涼悟様は、いつもビジネスクラスかファーストクラスでしたからね。』
「お茶でも飲む?」
「ん、頼む。」
涼悟と美斬は、寮の自分達の部屋でくつろいでいた
ちなみに、寒菜とは寮が違うので寒菜を部屋に送ってから、帰って来た
「お茶入れたよー。」
数分とたたず、美斬はお茶をのせたおぼんと共にキッチンの奥から現れた
リビングにあるテーブルにお茶を置き、二人は向かい合う形で座り、お茶を飲み始めた
「はぁ…。今年の夏休みは楽しかったなぁ…。………あ。癒亜達どうしてるかな?」
「ああ、そういえば。翔兵は補習授業かあったし…、他の皆はどうなんだろうな。」
翔兵は中間試験の成績のあまりの悪さに、夏休みの殆どが補習授業で潰れたはず
だが、他の三人はどうしていたのだろうか
「じゃあさ、他の皆の部屋に行ってみる?」
「そうだな。何か面白い話が聞けるかもな。」
『どこかに行かれたのでしょうかね?』
『どうですかねぇ。まあ、翔兵様は無理でしょうねぇ。』
二人は、メールで四人が寮にいることを確認し、まずは癒亜達の部屋に行くことにした
続く…
学園に帰って来ました~
ビジネスクラスにファーストクラス…
自分には縁の無いところです(泣)
まあ、どうでもいいですけど
次回は、癒亜と翔兵が久々に登場します !!
お楽しみに !!