成績発表
「そんじゃー、帰りのホームルームを始めるぞー。」
6時間目の授業が終わり、ホームルームが始まった
「皆、昨日の実技試験お疲れ!自分の力は出せたか?まぁ、それは結果を見てわかるだろう。じゃ、成績発表するぜ。」
と、担任の桃川が言い始めると…
『ええっ!?』
『もう結果出たの!?』
『今回本当にヤバいんだよね…。』
『うぅ~…、何位だろう…。』
と生徒達がざわめき始めた
「一位から呼ぶから、呼ばれたペアは前に出てこい。まず、嵐堂・流。」
『はい。』
「筆記・実技共に素晴らしい成績だった。文句無しの一位だな。」
『ありがとうございます。』
「次は鬼龍・火刀。」
『はい。』
「筆記は良かったが実技がいまいちだったな。まぁ、夏休み中に鍛えとけ。」
『はい。ありがとうございました。』
「三位は黒鉄・水無月。」
『はい。』
「実技は良かった。ただ黒鉄、お前筆記が悪い。5教科中2教科赤点だぞ。他も赤点ギリギリじゃねーか…。夏休み最初の一週間、補習決定だな。」
その瞬間、涼悟達は『やっぱり…』と思った
「ぅげ!?」
「何やってんの、翔兵…。」
「ちゃんと出席しろよ。」
その後も次々と発表され、5分後には全員の発表が終わった
「明日から夏休みだけど、今回の成績が良くなかった奴は勉強と訓練怠るんじゃねーぞ。あと、寮暮らしの奴は外泊できるの二週間だからな。じゃ、終わり!」
「起立、礼。さようなら。」
『さようならー!! 』
放課後―――
「はぁー…。補習か…。」
「だから勉強しなさいっていったじゃない!」
「…馬鹿だな。」
「ですわね。」
「補習がんば。」
「まぁ、頑張れよ。」
「はぁ…。」
翔兵は、深いため息をついた
自業自得である
涼悟と美斬の部屋―――
「そういえば、美斬は夏休みどうするんだ?」
「あー…、どうしようかなぁ…?特に決めてないんだよね。家に帰る気もないし。」
「去年とか、今まではどうしてたんだ?」
「ずっと寮にいるか、二週間ずっと狩りに出てるか…、そんな感じ。」
「そうか…。なあ、特に予定決めてないなら、俺の実家に来ないか?」
「涼の家?…でも、大丈夫?せっかく家族水入らずなのに…。」
「いいよ。だって、俺の家族に美斬の事紹介したいし…。」
「えぇ!?//////」
美斬は驚いて涼悟を見た
「早いほうがいいだろ。」
「え、あ、はい…。///」
「じゃ、決まりな。」
こうして、美斬は涼悟の実家に行く事が決まった
「そういえば、涼悟の実家って何処にあるの?」
「あぁ、言ってなかったな。俺の実家は北海道の岩見沢だよ。」
続く…
今回は成績発表しました
翔兵…がんばれ
そして、次回から夏休み編です!
でも、海とか行きません
何で北海道で、しかも岩見沢かって?
私が行きたいからです!!
あと、他の土地を知らないんです…
精進します…
さぁて、彼氏の実家行きが決定した美斬
どうなるでしょうか?
次回もお楽しみに!!




