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涼悟の答え

長い沈黙の後、涼悟は美斬に聞いた


「その右目が赤いのは、半分《魔物》だからか?」


「…うん。」


「爪が長かったり、炎を纏ったのも…」


「そう。私が半分《魔物》だから。」


「だから一緒にいられないのか?」


「うん。」


「お前は、俺が好きなのか?」


「好きだよ。好きだけど…私といると、涼は傷つく!だからもう、一緒にいられな……い!?」


美斬は涼悟の腕の中にいた


「確かに、お前といると傷つくかもしれない。」


その言葉に、美斬は諦めたように目を閉じた


「けど―――

一番傷ついてるのは、美斬じゃないのか?」


美斬は驚いて涼悟を見た

涼悟も美斬を見つめていた


「大切な人が傷つく度に、お前が、お前の心が一番傷ついて来たんじゃないか?」


こんな事を言われたのは初めてだった

火刀家の人達には疫病神、傍に寄るなと言われ

学園では自分の秘密をひた隠しに生活していた


「なん、で…そんな事、わかるの……?」


「言っただろ?お前の事、全部お見通しだって。だからもう、俺の前では無理すんな…。」


「でも、…でもぉ……。」


「それに、俺は美斬が好きなんだ。人間だからとか関係無い。美斬の心が好きなんだよ。」


「う、ああぁ……あああああ!!!!」


涼悟の言葉に、美斬は涙を堪えられなかった

美斬が泣いている間も、涼悟は美斬を優しく抱きしめていた



続く…




涼悟は美斬の出生と過去を聞いても想いを変えず

答えを出してくれました


次回はいつの間にか消えていた二匹の龍が出てきます…


お楽しみに!!

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