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第4話 初めてのダンジョン

ーside ラルクー



「ダンジョン♪ダンジョン♪」



 あれから、2週間後、お外になれて、色々な魔法の練習をして、武器や防具を一式揃えて俺はダンジョンに潜った。あまりにも色々な魔法を使えた上に、ゴブリンを討伐したこともあって、天才だ天才だともてはやされた。ふふん、これが赤ん坊チートってやつ。


 

「ふふっ!楽しみね」

「1階層なら子どもでも安全だ。スライムしかいいないし」

「だからと言って油断しちゃいけないわよ!スライムとはいえ、魔物なんだから」

「はーい!」



 ほーん。スライムしかいないのはいいね。1階層だけでもダンジョンの雰囲気は感じたいから、助かる。

 この町、アルケーのダンジョン維持管理は大変らしい。

 というのも、この町には初心者向けダンジョンしかないそうだ。そうなると大した素材が出ないため運営は赤字みたい。国からの補助金でトントンにしてもらっているらしい。

 貴重な資源が出るのだったら、初心者向けでも確かにやる価値はあるのだろうが、そんなダンジョンばかりではないということか、なんとも世知辛い世の中だ。



「それじゃー!しゅっぱーつ!」

「おーっ!」



 パパの掛け声と同時に俺たちはダンジョンに行く。

 一緒に行ってくれるのは、パパの護衛兼執事のセバスチャンだ。



 ♢ ♢ ♢ ♢ ♢



「冒険者ギルドカードを見せてくださーい!」



 入り口にいると入場管理をしていた。

 ダンジョンに入場するには冒険者ギルドの冒険者かどっかの貴族の騎士でなければならないので、入り口で身分証明書の確認を行なっているようである。

 俺たちの番が来た。



「おっ!御領主様!お坊ちゃんも」



 当然、俺の父上はこの町の領主なので入場管理してくれているであろう公務員の人には顔を覚えられている。つまり、顔パスである。



「それじゃー!レッツゴー!」



 何事もなく入場検査をクリアした俺たちは早速1階層についた。

 パパの言った通りスライムだらけである。

 俺の今日の目的はスライム。だが、もちろんそれだけではない。何せ俺は作業廃人なのだから。


 

「じゃあ、早速スライムを倒すから倒し方をみておけ」



 パパが真剣にいうのでコクリと頷く。スライムと言ってもその強さは進化の有無や、進化先によって全然異なる。進化前のノーマルスライムはもちろん最弱の王で生まれたての赤ちゃんでも倒せるだろう。ところが、メタルスライムなどの上位スライムの中には移動速度、攻撃力、防御力がものすごく高くて厄介なてきもいる。そのため、スライムだからといって油断しているようなやつでは冒険者では出世しにくいとはよく言われることである。

 上位ランクになる人ほどそこらへんのことはしっかりと押さえて、たとえ相手がスライムであろうと甘えた動きは一切しないのである。

 とはいえ、今はお試しの段階だ。背後には父上とセバスがいるし思う存分大魔法で蹴散らしてもいいだろう。

 


「ふぁいあーすとーむ!」



 ――ゴオオオオオオオ!



 俺がそう唱えると炎の竜巻がその場にできてスライム達を飲み込んでいく。

 炎が収まると後に残ったのはスライムの魔石とスライムシリコンと呼ばれるプラスチックに近い物質だった。よっし、早速素材ゲットだぜ!中々いい素材ドロップがしてホクホクである。



「す、すごいわ」

「ああ、まさかこれほどとは」

「若様は将来宮廷魔法使いになれるのではないでしょうか?」



 え?宮廷何ちゃら?嫌なんだけど。俺は静かにただひたすら素材収集をしたいだけ。

 求めるのは究極の快適なスローライフ。余計な地位や名誉は忙しさの素になるので不要なのだ。



「もちろん、本人の意思にもよるがあいつはきっと将来大物になるだろう」

「そうね。私たちはただ見守りましょう」



 それ見守っても、永遠とこの後素材収集してる俺がみられるだけだと思う。

 そんなことを思いながら、スライムの素材を取り終わり、周辺の探索を始めるのだった。

 


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