第一話 日常の崩壊
ある日の夜中、僕らはいつも通りゲームをしていた。
僕らはJUMPという、エンジョイクランに所属している。
結構人がいるが、参加するもしないも自由の結構気ままなクランだ。
「あ、そういえば最近出たオンラインRPGがすごいらしいですよ!一人称でVRもあるみたいで対応機種的にみんなでできるらしいんですけど、やりませんか!?」
ニコニコは声を弾ませながら言った。
「いいじゃん!今度みんなでしよう!今日は三人だしダウンロードだけしとこ!」
たけたけは威勢のいい声で言うと
「まぁとりあえずしとくかー」
としゃもじが言った。
ーーー翌日ーーー
JUMPクランは今日も自然とVCに集まった。
「あ、これ終わったら昨日言ってたゲームやる?」
たけたけが思い出したようにいった。
「やりましょ!絶対面白いですし!」
ニコニコはいつも通り、はきはきとした声で返事した。
数分後、、、
「終わったしやる?」
しゃもじがそう言ったので2人は相槌を打った。ゲームを起動したら名前を入力する欄が出てきた。
「じゃあ私の名前モン○ンと同じでニコルム・ルーメにしよー!」
ニコニコはそういい名前を入力した。
「まあ俺はシンプルにしゃもじでいいかな。」
「俺もそうしよ」
他2人は名前の通り入力をした。
「このRPG、スポーン地点選べんの!?」
たけたけが驚いた声でいった。
「とりあえず推奨レベル1のところに行くか」
しゃもじがそう言って、スポーン地点を指定した瞬間、眩い光が三人を襲った。
「なんだこれ!」
三人は声を合わせていった。その光は次第に強くなっていきそれと共に少しずつモニターに吸い寄せられていった。
「何が起きてるんだ!?」
たけたけのその言葉を最後に三人はモニターに吸い込まれて行ってしまった。