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〇〇少女ワールド   作者: 渋谷かな
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ようこそ! 正しい道へ

「ギャアアアアアアー!?」

 姉の真理亜のタイキックが悪い少女のカリアに命中して吹き飛ばす。

「憎しみも! 悲しみも! 悪い心も! 全て私のタイキックで蹴り飛ばしてあげる!!!」

「サイキックだよ! お姉ちゃん! 少しズレてるよ!」

「アハッ!」

 姉の真理亜に妹の楓がツッコムお約束の展開。

「ギャアー!? 私の中の悪い心が消えていく!?」

 カリアの悪い心が姉のタイキックで蹴り飛ばされ、体から悪い心が消えていく。

「見たか! これがお友達の力だ!」

 悪い道を進むカリアを助けたいという友達思いの真理亜の心が勝った瞬間だった。

「ここは? どこ?」

 悪い心が蹴り飛ばされたカリアが目覚めた。

「ようこそ! 正しい道へ! お友達の世界へ! アハッ!」

 姉は笑顔で悪い少女に手を差し伸べる。

「ずっと一人だと思って、寂しさを誤魔化すために悪いことをして悪い道に進んでいたけど・・・・・・できるんだ。私にもお友達が。アハッ!」

 悪い少女が姉の手を笑顔で握り力強く握手する。

「あ!? 見ろ! 悪い少女のステータスが良い少女に変わっているぞ!?」

 カリアは悪い少女から良い少女に転職した。

「わ、私が良い少女!? 信じられない!? あれだけ悪いことをして、みんなを傷つけてきたのに!?」

 良い少女はこれまでの行いを反省して後悔した。

「大丈夫だよ。もしも、カリアちゃんが、また悪い少女に戻っても、何度でも何度でも私がタイキックで悪い心を追い払ってあげるから。アハッ!」

 姉は一度お友達になった者を見捨てない。

「ありがとう。真理亜ちゃん。うるうる・・・・・・ウエエエ~ン!!!!!!」

 感動した良い少女は姉の言葉に涙を流す。

「勝者! 真理亜ちゃん!」

 レフリー少女が姉の勝利を宣言する。

「終わったな。激しい戦いだった。」

「〇〇少女舞踏会からの武踏会なんだけど、一対一だと時間がかかり過ぎるから、五対五のパーティー戦とか、100人の〇〇少女の乱戦の方が「いいね」だろうね。」

「でもメディアミックスや売上的に〇〇少女は珍しくいけそうだな。〇〇少女コンビニでグッツを独占販売すれば丸儲けだ! ウッシッシー。」

 魔法少女アリアやコンビニオーナー少女のウリア、いいね少女のエリアたちは勝利の余韻に浸っていた。

「はあ!?」

 その時、良い少女に生まれ変わったカリアが何かに気がついた。

「いけない! 油断しては!」

「どうしたの? カリアちゃん。」

「私は副将だ! まだ大将のあいつがいるんだ!?」

「なんですって!?」

 そう、まだ敵は四人しか登場していなかった。

「お友達に改心させられるとは情けないな。カリア。」

 遂に邪悪な大将が現れる。

 つづく。

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