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課金は正義の味方の武器です。7

 始めは雪乃より遅れていたが、なんとか先に到着する事ができた為に罰ゲームはなんとか回避した。

二人共お風呂も済ませ、雪乃の部屋に例の勉強会をしに来ている。

「じゃあ、基礎から始めよう!お兄ちゃん、まずコトダマとは?」

「12年前にとある研究所の爆発により、僅かの生物を残し突然変異した怪物。」

「正解!それじゃあ、コトダマと遭遇した時はどうするのが正しいのかな?」

「逃げる、もしくは討伐」

「それも正解!すごいね二回連続で正解だよ。次討伐は具体的にどうすればいいのかな?」

それは簡単だ。さっきみたいにマギアを使いコアを破壊するか頭部の破壊もしくは首の切断だ。

「コアを破壊するか頭を吹っ飛ばす。」

「ピンポンピンポン!次は難しいよ!コトダマのランクはどう決定される?そしてどうやったら確認できるかな?」

コトダマのランクは今日強さだけだと思っていた……だけど雪乃が言うには討伐されるまでに殺した人の数も含まれる……他に何かあるのか?

「コトダマの強さ、討伐されるまでに食べた人間の数そして確認法は、魔法アプリを起動してスキャンモードで確認する」

「正解!全問正解いけるかな?魔法の種類は?」

さっき確認したことだな!それは

「さっきの復習だね!肉弾系、精神系、超自然系、そして雪乃の召喚系、共通、治癒の6種類!」

外した場合何かをしようとしていたのか、悔しそうにうなずく雪乃。

「……当たり」

「そういやさっきのコトダマの報告したからそろそろ入金されたんじゃないの?」


討伐報告をする時は、種の写真を撮って政府に送れば確認次第で入金される。

平均的に見ても30分以内には、入金されてる。

「うん、100万来たよ。」

スマフォの画面を見ながらも、平然と淡々に高額を言う妹。

一昔なら、かなりの大金だったかもしれないが……コトダマ討伐をしている人は全員に言えることだけれど、金銭感覚が狂っている。

「100万ってことはやっぱりA-ランク…」

「でも急成長で能力が追い付いていれば、A-ならゆきの幻覚は見抜いてるはずだよ?精神系は得意じゃないもん」

魔法も課金すればいいってもんではない、人には得意不得意は必ずしもある。

雪乃の場合は、召喚系が得意で精神系が苦手だけど使えなくはないレベルだろうか。

俺に関しては、肉弾系の特殊な武器しか使えない。

王道の剣等は苦手で一番使いやすいと思うのは大鎌や鎖だ。

課金したからって自分と武器の相性を覆すことは難しいだろう。

高額課金したら性能はもちろん強くなるけれども、強い魔法ほど自分との相性やセンスが必要になってくる。

「雪乃は精神系苦手なの?」

「じゃなければ後ろに隠れる為に、お兄ちゃんを拘束しないよ?」

それもそうだ……俺を拘束したのはそういう意味あったのか…

恐ろしい妹だ……



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