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今日はあなたと私の離縁式

作者: 阪 美黎
掲載日:2026/06/10

 久我伯爵家の母屋から繋がる離れの一室。

 大学から帰宅するなり話があると呼び出された久我(くが)朔也(さくや)は、テーブル越しに向かい合う着物姿の婚約者・東雲(しののめ)澄子(すみこ)の思い詰めた表情に戸惑う。

 朔也は21歳の帝大生、澄子は17歳の女学生。

 ふたりは澄子が久我家に入る形で7年前から共に暮らしている。いわゆる、足入れ婚である。

 久我家は維新の折から身代(しんだい)が傾き、血筋や家柄こそ高貴ではあるものの、この時世には珍しくもない貧乏公家であった。そこに援助を申し入れてきたのが澄子の実家、東雲家。

 東雲家は小さな商家から戦争景気の波に乗り富豪となった一族。

 彼らは援助と引き換えに、久我家の家名と血筋を欲した。婚姻という形で。

 家長の紘一(こういち)は成金の娘が嫁入りすることに嫌悪感を抱いたが、身代を守るため最終的には妥協をして年齢的にも見合っていた次男の朔也の嫁にあてがうことを決めたというわけだ。

 澄子が女学校を卒業したら正式に婚姻を結び、夫婦となる運びであるが……今日の彼女は随分と張り詰めた空気を纏っていた。

「話とはなんだろう?女学校で何かあったのか?」

 それとなく問いかけると、澄子は「……いいえ」と小さく否定をする。

 気を利かせた女中がふたりに紅茶を運んでくる。

「ありがとう、信乃さん」

 澄子が笑みを浮かべて若い女中に声をかけると、彼女は心得ているように小さく黙礼する。

 女中が部屋から出ていくと、澄子は決意を込めて口を開く。

「朔也様」

「……ああ」

「お願いがございます」

「?……言ってごらん」

 朔也が頷くと、澄子も頷く。

「朔也様。私との婚約を、解消してくださいませ」

「……は……?」

 突然の申し出に朔也は言われたことの意味がわからない。

「ですから、婚約を解消していただきたいのです。今すぐ私に暇を出し、実家に送り返してくださいませ」

 ひとつひとつ丁寧に、そして懇願するように言葉にして彼女は朔也を見る。

 まったく意図が掴めない。なぜどうなる。

「……ちょ、ちょっと待ってくれないか。出し抜けに何を言い出すんだ。冗談なら笑えないぞ」

 戸惑いながら乾いた笑を浮かべる。だが、目の前の彼女の表情は真剣なまま。

「このようなこと……伊達や酔狂で申し上げられません。お暇をいただきたいのです」

 澄子はぐっと唇を引き結び、紅茶に視線を落とす。

 彼女のただならぬ様子にこれは本気なのだと察し、朔也は表情を改め、身を乗り出して問いかける。

「理由を教えて欲しい」

「……」

「僕が君に何か……不愉快な思いをさせてしまったのだろうか。それとも、両親や一族の者が君に何かしたか?」

 10歳で親元を離れ、ひとりの女中を伴い澄子は久我家にやってきた。

 そんな彼女を気遣うこともなく、朔也の目の届かぬところで久我の家の者は澄子に冷ややかな視線と言葉を浴びせ、時には存在しないかのように振る舞うことがある。

 成金の娘と彼女を見下しているのだ。

 幾度となく立場をなくし、傷ついてきたはずなのだ。……となれば、いよいよ我慢ならぬとなってもおかしくはない。

 しかし彼女は小さく首を横に振る。

「……いいえ、朔也様にも久我のみなさまにも落ち度はございません」

「では、なぜ婚約解消を望むのか教えてくれないか」

 澄子を覗き込むようにして朔也が尋ねる。

 澄子はここでようやくぽつりぽつりと語りだす。

「……私の実家が……東雲の家が破産しかけているようなのです」

「は、破産?東雲が……?」

 寝耳に水とはまさにこのこと。

「そんな噂は聞いていないが」

「先日、母よりたよりがございました。……父が相場に失敗したとかで……。このことは、まだ公にはなっていないのかもしれません」

 澄子は膝の上に置いていた手をぎゅっと握り込む。

「相場に、失敗……」

 朔也は困惑した。

 どの程度資金を注ぎ込んでいたのかは知らないが、富豪となった東雲がそれほど簡単に破産するのだろうか?戦争景気の波はまだ潰えていないのに。

「援助できぬ家の娘など、久我家には不要でございましょう。……どうか、お聞き入れいただきたく……」

 澄子は頭を下げる。

 澄子の頭に飾られているリボンは彼女の誕生日に朔也が選んで贈ったものだ。

 リボンを手にし、嬉しそうに頬を染める澄子を思い出し、彼は瞳を伏せた。

「…………」

 7年である。こうして向かい合うようになって7年が過ぎた。

 心細く瞳を揺らしていた小さな少女は、それでも久我家に馴染もうと公家のしきたりを学び、使用人たちの名前をすぐに覚えて呼び捨てることもなく、家人に冷遇されても微笑みや細やかな気遣いを忘れない女性へと成長した。

 日々の中、澄子がそばにいてくれること、彼女のそばにいることが自然になった。

 その初めは家柄と血筋を金銭で買う両家の契約。だが、最後までそうとは限らない。

 共に過ごした7年の月日は血の色ほどに濃いはずなのだ。

 澄子とて同じように感じていると信じたい。

 本当に東雲家が破産したとして、そこに彼女を帰せば、後の人生は凄惨たるものになるだろう。

 手を離してはならない。けして。

 しかし普段は従順で、我慢強く寛容的な分、一度言い出したら意思を曲げない澄子の性質もこれまでの生活でよくわかっているのだ。

 朔也は小さく息をつき、言葉を紡ぐ。

「……わかった。君に望むようにしよう」

 はっと顔をあげた澄子は、安堵するようにも、悲しげにも見えた。

「君の望むように婚約を白紙に戻す」

「……ありがとうございます。朔也様」

 澄子は再び頭を下げた。

「そのかわり」

「?」

「これまでの契約を終えるだけだ。今度は僕から求婚する。それなら問題ないだろう?」

 真顔で告げると澄子は頭を下げたまま瞬きを繰り返し、そしてすぐに顔をあげた。

「な、何を……?!何をおっしゃっているのかわかっているのですか?!」

「そのつもりだ」

「いいえ、朔也様はわかっておりません!どうぞ、ご自分とお家を守ることだけをお考えくださいませ!私のことなど棄ておけばよいのです!」

 やはりそうだ。

 実家の災難が久我の……いや、朔也の身に及ばぬように身を引こうとしている。

「僕の婚約者は君しかいない。僕を一生独身にするつもりかい?」

「な……」

 整った顔立ちを軽く傾かせ見返してくる婚約者の青年に今度は澄子が絶句する。

 そして頬が上気する。

 契約ではなく、澄子自身が求められていることを知らされて、不覚にもときめいてしまったのだ。

 ……わ、私ったら……!こんな大事な時に気を散らしてどうするの……!

 引き止めてくれることに嬉しさを覚えながらも、澄子は気持ちを振り切るように言い募る。

「婚約者など、私でなくとも朔也様に相応しい方はいくらでもいらっしゃいます。家柄も、美しさも兼ね備えたご才女が……」

 告げて、澄子は頼りなく眉を寄せた。

 家柄も美貌も持たない澄子は、今更のようにいかに彼と釣り合いがとれていないかを突きつけられた気分になったのだ。

 幼少期から面倒を見てくれていた女中ひとりを連れて、身の丈の合わぬ家にやってきた。10歳の時分だ。

 冷たい久我の家の中で、澄子は夜な夜な涙した。同時に、朔也の思いやりと優しさは温かな光りだった。

 朔也と彼の年の離れた兄・(みつる)だけは彼女を実の妹のように可愛がってくれた。澄子を蔑むことも、軽んじることもなく。

 澄子自身を見てくれた。だから、この家で生きてこられた。

 その大切な朔也を、東雲家の事情に巻き込むわけにはいかない。

「なるほど、家柄と美貌を兼ね備えた才女は巷にごまんと溢れているかもしれないが、澄子はここにしかいない。家財一式を失うより、君を失う方が僕にとっては損失だ。……わかるだろう?」

「な、ななな……」

 至極当然、真っ当とばかりに諭され、澄子は動揺した。

 まるで、愛の告白に聞こえたからだ。

「君が婚約を解消してくれという度に、僕は君に求婚する。澄子はとても強情だけれど、僕も根比べなら負けないよ」

 優しく微笑まれ、彼女は泣きたくなった。

 あぁ……本当に。私にはもったいない方。

「このまま、朔也様の妻になれたらよかった」

 ぽつり呟いて、澄子も微笑む。

「ありがとうございます、朔也様。取るに足らない私には、もったいないお言葉でございます。……その思い出だけでこれからを生きてゆけます……」

「思い出にしてもらっては困る」

 朔也は苦笑する。

「君は、没落した令嬢の末路というものを知っているのか?」

「……世間知らずの私でも、そのくらいは存じております」

 女学校にも突然退学してしまう令嬢はいる。理由は結婚か没落かだ。

「本当に?没落した令嬢が向かう先は、貧困に喘ぎ借金を重ねて苦界(くがい)に売られるか、親子ほど年の離れた男との条件の悪い結婚だ。君は、どちらになるのだろうね」

「……っ……」

 現実を突きつけられて、澄子は青ざめて震える。そのどちらも、若い澄子にとって地獄には違いない。

「君が苦界に堕ちれば毎晩君を買い行く、年の離れた男の後妻になるなら、奪いに行く。……どちらにしても僕は恥知らずな男だと物笑の種になるだろうね」

「なんてことをおっしゃるのですか!……朔也様は私を実家にお戻しになればよいです。それで、全てが片付くお話ではございませんか。実家に戻ることで苦界に落ちようとも、意にそまぬ結婚を押し付けられるとしても……覚悟いたします」

 朔也を守れるのであれば。

 頑なな澄子の態度に朔也は大きく嘆息する。

「ならその覚悟を、どうして僕と……俺と添い遂げるために使ってくれないんだ。俺は思い出になるつもりもないし、澄子を手放したりもしない。どうして、自分だけで決めて守らせてくれないんだ」

 大人の顔を崩して彼は素を晒す。

「そんなに俺が信用できないのか」

「いいえ、いいえ……そうではございません!ただ、私は朔也様にご苦労をこれ以上背負わせることはしたくないのでございます!」

「苦労など今更だ。没落も君の家のおかげで少し長らえただけにすぎない。来る時が来たというだけだ」

「……朔也様……」

 長子の満は、5年前に突然、久我家からいなくなった。出奔したのだ。

 没落の一途をたどりながらも貴人である尊厳(プライド)を捨てられぬ両親に呆れ、同時に堅苦しい家の長子という立場に嫌気がさしていた彼が姿を消した時、朔也は儚く笑って「こんな日が来るような気がしてたよ」と澄子に漏らした。

 満が消えたことで、朔也は大人の顔を纏うようになった。兄が投げ出した責任を肩代わりするように。

 演じることに慣れた朔也が素を曝け出すのは、それだけ苛立っているからなのだ。

「君が俺を案じてくれるように、俺も君を案じている。まだ本当に東雲家が破産したのかなんて、わからないじゃないか」

「……」

「俺が真偽を確かめるまでこの件は……」

 保留にしようと言いかけた時、部屋の扉が無遠慮に開かれる。

 はっとしてふたりがそちらに顔を向けると、久我家当主・紘一が鼻息荒く部屋に踏み込んできた。

 父上、と呼びかけるよりも前に紘一が口を開く。

「朔也、すぐにこの娘を家から追い出せ!東雲め、相場に失敗して多額の負債を抱えたと知らせが入った。破産するかもしれないような家の娘を久我には置いておけぬ!」

 紘一は白い目を澄子に向けて続ける。

「さっさと出てゆけ!疫病神め!」

 (そし)る紘一に澄子は立ち上がるなり身を引いて、その場で床に頭をつけて土下座をする。

「私の父がご迷惑をおかけし、申し訳ございません。ただいま、朔也様に暇のお許しをいただいていたところでございます」

「よせ、君があやまる必要はない」

 朔也は慌てて駆け寄り、澄子の肩を抱く。澄子はそのままの姿勢で震える。涙を堪えているのだ。

「父上、この話はまだ真偽がわからぬこと。今少し待っていただけませんか」

「ならん!追い出せ!」

「我が家の暮らしが守られたのは、東雲の援助あってのことではございませんか。ましてや澄子に罪はないでしょう」

「なぜ庇う?久我の男子が女のために膝を折るなど……情けない姿を晒すな」

「情けなくて結構です。私は妻となる女性を庇いもせず身一つで追い出すような薄情者にはなりたくはない」

 譲らない息子の姿勢に、紘一はより一層気色ばむ。

「お前が考えるべきは久我家の身代を守ることだろう。金のなくなった成金の娘に何の価値がある?お前は満と違ってもっと賢い男だと思っていたが……小娘に(たぶら)かされおって。愚か者め!」

 紘一の叱責は響き渡り、使用人たちも何事かと集まってくる。

 その最中、慌てた様子で古参の女中が廊下を駆けてくる。

「だ、だだ、旦那様……!」

「なんだ、うるさい!今取り込み中なのがわからんのか!」

 煩わしそうに吐き捨てる紘一に、女中は構わず続ける。

「た、大変でございます……!げ、げげ玄関に、み、みみみ……満様が……、若様が……お戻りに……!」

 まるで死人とでも出会ったかのように目を見開いて女中が報告をすると、その場にいる全員が一時沈黙する。

「み、満が……も、戻った……だと……?」

 思いもよらぬことに紘一が乾いた声で呟くと、澄子もゆるゆると頭をあげて傍の朔也と顔を見合わせる。

「……兄さんが……」

「満様が……?」

 その瞬間、この修羅場を忘れて皆が玄関へと向かう。

 すると玄関口で古参の使用人たちに声をかける背広姿の男がいた。

 真っ黒に日焼けして精悍さを醸す快活な彼には、確かに満の面影があった。

 そりが合わない父親と、成長した弟とその婚約者の姿に、男は頬を綻ばせた。

「ただいま戻りました、父上」

「……こ、こここ、この馬鹿息子!今までどこで何をしておった……!お前がおらぬせいで、どれほど身代が傾いたと思っている!」

「……俺がこの家にいた頃から身代はしっかり傾いていたではありませんか」

 満は呆れた様子で笑い、次に弟へと向かう。

「おお朔也、立派になったなぁ」

「……あぁ。兄さんも、元気そうでよかった」

 安堵しながらも、なんて時に戻ってきたのだと内心で複雑な気持ちになる。

「スミちゃんも綺麗になったなぁ。そろそろ朔也と結婚する頃合いか?」

 記憶の中の満も美丈夫だったが、より男臭さが増して澄子は戸惑いながら頷く。

「……は、はい……、い、いえ……それが……」

「うん?どうした」

 父と弟、その婚約者の様子に違和感を覚えて首を傾げると、思い出したように紘一が澄子を指さす。

「この疫病神を追い出すところだ!東雲が相場に失敗しおった。無一文になる前に、これを追い出さねば久我にも累が及ぶ!」

「なるほど、そういうことですか。それにしても……相変わらずスミちゃんを物扱いして虐げているのですか、あなたは。変わらないなぁ……」

 生家に戻った実感が増すというものだ。

 満は気を取り直して向かい合う。

「もし金の心配しているのなら、父上……ご心配は無用です」

「なんだと……?」

 紘一は怪訝に問いかける。

「実はこの家を飛び出してから、俺は大陸に渡りましてね。実業家の友人たちに出資してもらって、印度(インド)で鉱山を掘り当てまして。この度、めでたく株式会社化いたしましたので、政府公認にしていただきたく、公人にお伺いをたてに帰国したというわけなのです」

「……は?鉱山?兄さんの?」

 朔也が聞き返すと、満は大きく頷く。

「あぁ、ルビーとサファイアの鉱山だ。……というわけで父上、わが久我家も父上の大嫌いな『成金』の仲間入りを果たしましたぞ」

 両手を広げて皮肉気に告げると、「な、成金……?」と呟きながら紘一はずるずるとその場に座り込んだ。

 外からの援助を頼りとしなくとも身代を保てるのは喜ばしいことだが、成金の響きだけは我慢ならないのである。

 唐突なる兄の帰還と、この信じ難いどんでん返しに朔也と澄子は顔を見合わせて大いに戸惑った。

 先ほどまで、別れる別れないを言い合っていたのだから、ふたりは意識が追いつかない。

「……わ、私はこれから、どうすれば……」

 久我の家を出ていくつもりが、満の登場に彼女の決意は有耶無耶になりつつある。

「スミちゃん、もし実家が金に困っているなら俺が助けになれると思う。……朔也、スミちゃんを手放すなよ」

「もちろんです」

 紘一も勢いをなくしてへたり込んでいるし、兄が存命だと判明したことで朔也の責任はひとつ消えた。

 嵐のような時間に朔也も気が抜け、少し笑う。

「兄さんが救いの神になるとは思いもしなかった」

 けれども、騒動のおかげで改めて澄子と向き合うことができた。

 だからこそ、大人の顔を捨て、構えることなくすんなりと言葉は唇に乗る。

「澄子、俺と結婚して久我を出ようか」

「えっ?」

 朔也の提案に澄子はどきりとして顔を赤らめる。

「この後に及んで、まだ暇が欲しいなんて言うなら、俺も一緒に東雲の家に行く」

 兄さんも戻ってきたことだしな、と微笑む。

 澄子はそんな朔也をまじまじと見つめて、息をつく。

「……悩んで悩んで、お傍を離れる覚悟をいたしましたのに……困った方」

「君ほどじゃないさ」

「まぁ……!」

 根負けしたように澄子は笑みを浮かべた。嬉しそうに。

 兄妹の雰囲気から、すっかり婚約者同士となったふたりの様子に満は「大団円か?」と満足気に笑った。


 後日、満と朔也は東雲家を訪れる。

 そこで東雲家の相場の失敗による損失は最小であり、一部の事業整理をするだけで没落にまでは至らないことが判明する。

 手紙の内容を深刻に読み違えて騒ぎ立て、朔也を振り回してしまった自分を深く恥じる澄子に「早とちりする君も可愛い」と朔也が素直に感想を述べたのだが、なぜか彼女は泣きそうになり、しばらく自室から出て来てくれなくなった。

 彼にはその理由がわからず扉越しにあやまることになる。

 彼女が怒っているわけではないことだけははっきりしていたが。さて……?



 了

タイトル詐欺に感じてしまった方がいたら申し訳なく……。

どういうタイトルをつけたらいいのかわからなくなって、こうなってしまった感。

勢いだけで駆け抜けた掌篇小説でございました。

わたしは実のところ、洋風よりは和風の方を好んでいたりします。

大正〜昭和初期の陰影のあるモダンな空気感とか、和風ならではの人間関係や生活の湿度とか、封建制や家父長制と自由主義やデモクラシーがぶつかったり交わったりする歴史的背景とかね。

物語を書く上では何がいいって、名前が日本語ってことですよ(笑)。なんて書きやすいんだ!(笑)

たまにはこういったご都合主義的なお話があってもいいかなーと自分に対して許容することにした次第。

SNSや動画サイトで流れてるショートドラマ(15分とかの)をイメージ。

最後までご覧いただきありがとうございます。

気にってくださったら評価していただけると嬉しいです。

(初見の読者様は拙作以外もご覧いただければ幸いです)

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