43.みんなで温泉だ!
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
ふぶきんところの、ログハウスで、一泊させて貰うことになった。
「お風呂ってあるの?」
とふぶきに尋ねる。
「あるぞ。内風呂、露天風呂……」
「え? 露天風呂あるの?」
「うむ。前の主人が作った、天然の露天風呂がな」
「まじかっ! 入りたい!」
私は思わずガッツポーズを決める。
この乗鞍 澄子、何を隠そう、風呂が大好き女子なのである。
よく、風呂キャン界隈などという単語を、SNSで見かけるが。あんなの、理解できない。
風呂は命の洗濯でしょうが!? ねえ!
「うむ、では露天風呂に案内するぞ」
「ひゃっほーい!」
で、私、ふぶき、シュナウザー女王、テンコ、キャンピー、そーちゃんの女子組で、移動。
今更だけど、そーちゃんって雌ドラゴンなのよね。
女の子なので、もうちょっとおしとやかになってくれないかな?(食費を抑える的な意味合い)
で、到着。
「おー、立派な露天風呂じゃーん」
ちゃんと岩で湯船作ってあるし。
排水溝もちゃんとある。あとなぜかシャワーまで付いていた。どーなってんのこれ?
でも、ちゃんと露天風呂に必要なものはそろっている。
湯船も綺麗だ。乳白色の湯がなみなみと注がれ、湯気と共にほのかに硫黄の香りが漂ってくる。実にきもちよさそうだ。
『ふむ……。懐かしい湯ですね』
「そーいや、あんた前ここに居たんだっけ。風呂にも入ったことあるのね」
『ええ。この高貴なるテンコ、身だしなみには特に気を遣います。高貴なる存在なので』
テンコはふさふさの尻尾を自慢げに毛繕いしながら、胸を張った。
前から思ってたけど、この子ってほんとに語彙力貧弱よね。
いやまあ、まだ若い(幼い)からしょうがないだろうけど。
ご飯ばっかりじゃあなくて、ちゃんと本も読んだ方が良いと、お母さん思いますね。
「じゃ、風呂入りましょう」
男性読者の皆さんには、私のダイナマイトボディについて描写していなかったね。
まあ私の肉体美についての描写は控えるとしよう。
ヒントを一つだすとするなら、控えめだよチクショウ!
「みんなナイスバディすぎでしょうがっ!」
私は膝から崩れ落ち、天を仰いだ。
ふぶきも、おっぱいでっかい。
シュナウザー女王も、脱いだら凄い。
テンコは獣姿のまま。
「…………?」
「キャンピ~。君だけよ、私の味方は……」
ロリメイドが不思議そうに小首を傾げて私を見る。
続いて私の胸を見る。
ぽんっ、とキャンピーが手を打つ。
「…………」よしよし。
「ありがとう、マイフレンド」
多分私の胸部装甲が、野外活動車の走行板と同じなのをみて、同族意識が芽生えたのだろう。
やめろカカシ(キャンピー)、その優しさは、私に効く、がはっ!
私は血を吐くような思いで胸を押さえた。
まあいいさ。よくないけど。まあいいさ。良くないけど!(強調)
さて。
さっそく露天風呂に入ります!
「んあ~……きもちー……」
肩まで浸かった瞬間、思わず声が漏れる。
熱めの湯が、冷えた手足の指先からじわじわと染み渡っていく。凝り固まった筋肉が、バターのように溶けていく感覚だ。ふぅう。
あれだ、キャンピーの中も温かい。でも、温泉はまた別の暖かさがある。
体の内側から、じんわりと暖められていく。
『ふむ……心地よいです……』
「…………」
毛皮満載のこの子が入って、お風呂、大丈夫なんだろうか。
「衛生面を気にせずとも大丈夫じゃ」
とふぶき。
「この湯には聖なる力が溶け込んでおるでな。雑菌、抜け毛など、そういうものは排除される仕組みになっておる」
「ほえー……まじかいな」
たしかに心なしか肌がつるすべになっている気がする。
テンコの周りにも、抜け毛が落ちてないし。うぉー、いいな。このお風呂。
「私もほすぃ~」
「…………!」はっ。
キャンピーの頭の上のアホ毛が、レーダーのようにピコピコと激しく回転し始めた。
「何してるの?」
「…………」びしっ!
キャンピーが敬礼のポーズを取る。たまに、この子と意思疎通できなくなるのである。
「テンコ。キャンピーはなんて言ってるの?」
『習得完了だそうですよ』
「習得……?」
どーゆーこっちゃ?
『この温泉を覚えたそうです。キャンピングカーの中に組み込むことができたそうです』
キャンピーの言葉をテンコが翻訳する。ほうほう。
な、なる、ほど?
つまり? キャンピングカーに温泉が搭載されたってわけ?
「可能なの?」
「…………」こくん。
そ、そういえば野外活動車には空間魔法がかかっている。
私たちが普段使っている部屋は、魔法でできた異空間だ。
魔法で空間を自在にカスタマイズできる。
なら露天風呂も作れる、ってこと?
「…………」ぐっ。
キャンピーは誇らしげに胸を張り、ビシッと親指を立てた。なんて頼もしいんだっ。
「キャンピー! らぶゆー!」
「…………♡」えへへっ。
キャンピーが頬を染めて、もじもじしている。
『やれやれ、風呂くらい静かにしたらどうですか』
このお狐さまは、食事中は静かにしたらどうですかねぇ~?(ぴきぴき)
「はふ……素晴らしい温泉ですね、ここは……疲れが一発で取れました……」
シュナウザー女王が、頬を桜色に染め、とろんとした瞳で呟く。
疲れ、か。まあそうか。トンデモない出来事の連続に巻き込まれていたからね。
そりゃ気疲れしちゃうってもんだ。
「すんません、手荒な運転したり、いろんなことに巻き込んで」
「謝る必要はありません。それに、こちらこそ、すみませんでしたわ。大きなトラブルに巻き込んでしまって」
「いえいえ」
「いえいえ」
「ま、お互い様ってことで」
「そうですわね♡」
女王様と少し仲良くなれた気がする。
『まぁま……ぶくぶく……』
「わー! そーちゃんっ!」
水面から、ぷくぷくと泡が立っている。
ざばっ、と私はそーちゃんを湯船からすくい上げる。
この子、風呂で寝そうだった。あっぶなぁい。
「お腹いっぱいなうえに、温かい風呂に入って眠くなっちゃったのね」
『……ぐぅ~……』
自由奔放だなぁ、そーちゃんは。
『人の子よ……よ……よ……』
「テンコ?」
盛大な水音と共に、白い毛玉が沈んでいく。
ざばーん!
って、テンコもかよっ!
「ちょっと! あんたは起きなさいよ! もってけないわよ、こんなデカい図体をした狐なんてえええええええ!」
『むにゃ……おなか……いっぱいです……にゃ……』
にゃってなんだ、にゃって!
猫かあんたはっ! お天狐さまだろうがっ。
水面に浮かぶ巨大な毛玉を、私は必死に揺さぶった。
「おきろー! 寝るなー!」
『むにゃあ~……』『しゅぴ~……』
「あーもー! 起きろ食いしん坊神獣どもーっ!」
【おしらせ】
※12/24
新連載、スタートしました!
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