103.
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
「なんと美味しいのですか!」
テンコが目を輝かせている。
ふさふさの尻尾をパタパタと勢いよく振っていた。
「おいしー!」
ソーちゃんも短い手足をバタバタさせて喜んでいる。
「スミコ! 二杯目を所望します!」
「おかわりー!」
空っぽになった容器を突き出しながら、二匹が迫ってきた。
よっぽどシーフード味のジャンクな旨味が気に入ったらしい。
私はアイテムボックスから、新しいカップ麺を二つ取り出した。
「次はちょっとアレンジしてみるよ」
私が取り出したのは、新鮮な牛乳ととろけるチーズだ。
「お湯の代わりに、温めた牛乳とお湯を半分ずつ入れる。さらにその上にチーズを乗せるんだ」
「むぅ。牛乳ごときで、この完成された味がさらに美味しくなるわけがないのです」
テンコがぷくっと頬を膨らませた。
腕を組み、疑いの眼差しを向けてくる。
「はいはい。まあ騙されたと思って食べてみな」
私は小鍋で牛乳を温める。
お湯と牛乳を半々の割合でカップに注ぎ、蓋を開けてチーズを乗せ、少し待つ。
蓋を完全に開けると、磯の香りに、温かいミルクとチーズの芳醇な匂いが混ざり合って立ち上った。
とろとろに溶けたチーズが麺に絡みつき、猛烈に食欲をそそる。
「はいどうぞ。特製クリーミーシーフードだ」
「では、一口……」
テンコが器用にカップへ顔を近づけ、大きな鼻先を突っ込んでフーフーと息を吹きかける。
そして、直接口で麺を咥え、勢いよくスープごと啜り込んだ。
ズズズッ!
「ッ!?」
テンコの動きがピタリと止まる。
そして、あまりの衝撃にガバッと背中のけぞった。
「なんという美味!」
「びみー!」
ソーちゃんも一口食べて、キャッキャと飛び跳ねている。
「まろやかなミルクのコクが、海鮮の旨味を極限まで引き立てています! とろけるチーズの濃厚な絡み具合も絶妙です! まるで高級レストランのシチューのような味わい!」
テンコが感極まったように、ガックリと膝から崩れ落ちた。
「なんというお安い……いや、お手軽な魔法なのですか!」
たかがカップ麺のアレンジで、ここまで感動してくれるとは。
私は満足げに頷き、自分の分の麺を啜った。
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