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捨てられ聖女は万能チート【キャンピングカー】で快適な一人旅を楽しんでる  作者: 茨木野


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103/105

103.

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。

「なんと美味しいのですか!」


 テンコが目を輝かせている。

 ふさふさの尻尾をパタパタと勢いよく振っていた。


「おいしー!」


 ソーちゃんも短い手足をバタバタさせて喜んでいる。


「スミコ! 二杯目を所望します!」

「おかわりー!」


 空っぽになった容器を突き出しながら、二匹が迫ってきた。

 よっぽどシーフード味のジャンクな旨味が気に入ったらしい。


 私はアイテムボックスから、新しいカップ麺を二つ取り出した。


「次はちょっとアレンジしてみるよ」


 私が取り出したのは、新鮮な牛乳ととろけるチーズだ。


「お湯の代わりに、温めた牛乳とお湯を半分ずつ入れる。さらにその上にチーズを乗せるんだ」

「むぅ。牛乳ごときで、この完成された味がさらに美味しくなるわけがないのです」


 テンコがぷくっと頬を膨らませた。

 腕を組み、疑いの眼差しを向けてくる。


「はいはい。まあ騙されたと思って食べてみな」


 私は小鍋で牛乳を温める。

 お湯と牛乳を半々の割合でカップに注ぎ、蓋を開けてチーズを乗せ、少し待つ。


 蓋を完全に開けると、磯の香りに、温かいミルクとチーズの芳醇な匂いが混ざり合って立ち上った。

 とろとろに溶けたチーズが麺に絡みつき、猛烈に食欲をそそる。


「はいどうぞ。特製クリーミーシーフードだ」

「では、一口……」


 テンコが器用にカップへ顔を近づけ、大きな鼻先を突っ込んでフーフーと息を吹きかける。

 そして、直接口で麺を咥え、勢いよくスープごと啜り込んだ。


 ズズズッ! 


「ッ!?」


 テンコの動きがピタリと止まる。

 そして、あまりの衝撃にガバッと背中のけぞった。


「なんという美味!」

「びみー!」


 ソーちゃんも一口食べて、キャッキャと飛び跳ねている。


「まろやかなミルクのコクが、海鮮の旨味を極限まで引き立てています! とろけるチーズの濃厚な絡み具合も絶妙です! まるで高級レストランのシチューのような味わい!」


 テンコが感極まったように、ガックリと膝から崩れ落ちた。


「なんというお安い……いや、お手軽な魔法なのですか!」


 たかがカップ麺のアレンジで、ここまで感動してくれるとは。

 私は満足げに頷き、自分の分の麺を啜った。


【お知らせ】

※3/4(水)


好評につき、連載版、投稿しました!



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